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コンクールに向き不向き?

私の教室では、コンクールは、
自分から「受けたい!」という生徒さんのみ、挑戦してもらっています。
コンクールとなると、長い期間かけて同じ曲を高めていくのでタイヘン!
「それでも頑張る!」という強い気持ちの持ち主さんでないとね。。。

初めて発表会で本番の楽しさを経験して、
その後ピティナステップで「評価」という物をもらって、
そこで「物足りない!」と思う生徒さんが「挑戦したい」と言うパターンがほとんどです。

小学3年生の時、初めて挑戦したコンクールでいきなり賞をもらっちゃった生徒さん。
次の年も、もちろん「受ける!」
でも、どこか努力を最後までしない傾向が彼女にはありました。
4年生になると曲も難しくなります。
譜読みの得意な彼女は、すぐに弾けるようにはなるけれど、
そこからが進まない!
「自分の音、聞いてる?!いつまでも音色が良くならないよ!」
お家では「これで出来てる!」なんて根拠のない自信で自分をごまかすところがあったのよね…
コンクールが終わっても、審査員から「気分だけで弾いている」なんて書かれても、
「失礼な!」なんて言って、自分を見つめようとしない彼女。

それでも「リベンジ」と、今年も挑戦。
去年より少し努力の仕方は変わったけど、でも同じ傾向…
「賞は欲しいけど、そんなに努力出来ない」「今年でコンクールは最後にする」
すでに、後ろ向き…

コンクールは、自分に足りない事をしっかり見つめて、
課題を見定めて努力するから意味があるもの。
努力をせずに、運よく賞をもらっても「おごり」を生むだけ。
逆に、結果が思う通りでなくても、努力は「経験」という財産になる。
もちろん努力して結果が出れば、それは大きな「自信」となる。

コンクールに挑戦する生徒さんは、毎年自分を見つめ直し、
少しずつ成長し、上達していきました。
彼女は…このタイプではないみたい。
「同じ曲を長い期間するより、もっといろんな曲を弾きたい!」
自分にはコンクールは合わない、と悟ったのかしら?

私が20代の頃、コンクールに挑戦しまくっていて、
だんだん思うような結果が出せなくなってきて、ついにコンクールに見切りをつけました。
その後、自分で企画したコンサートを開くようになってから、
ピアノの練習時間がさらに増え、曲を高めていくのが楽しくなったのを思い出します。

私も彼女も、コンクールでピアノを嫌いにならなくてよかった!
人には、それぞれに合った音楽への関わり方があるのでしょう。
作曲家や時代についての調べ物が好きな彼女には、
きっと違う形での音楽の楽しみ方、没頭の仕方があるはず!


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