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ステップは転機

教室の生徒さんは、
年に1回ピティナのピアノステップを受けます。

発表会では、
ちょっと背伸びしたレベルに挑戦したり、
好きな曲(たいていロマン派や近現代の曲)を自分で選んで弾くので、
ステップではきちんと古典を勉強しましょう、としています。

派手な曲が好きな小学4年生の彼は、
古典はちょっと苦手カナ…。
ステップで弾く曲は、
課題曲はソナチネにしましょうね!と私が決めて、
自由曲は近現代の好きな曲でいいよ~としていたけれど、
なぜか
「バロックにする」と彼。

古典を理解するセンスがまだ育っていないナ…というところから始まって、
3ヶ月間よく頑張って仕上げました!

ステップの後、
「ステップで弾いたソナチネは第1楽章だけだったけど、全楽章弾いてみたい」と発言!
第2楽章はゆったりとした美しい曲。
このタイプの曲を彼は学んだことがないけれど、良さが分かるだろうか…?

そんな心配は不要でした!
ステップで古典2曲をしっかり勉強した彼は、
いつの間にか古典を理解するセンスが身についてきた!

私が勝手に「彼には古典は合わないカナ」なんて決めつけていたのが恥ずかしいデス…。

小学1年生の彼は、今年が初めてのステップ。
これまでずっとお兄ちゃんが受けるステップを見てきて、
自分が受けるこの日をとても楽しみにしていました!
初めての見知らぬ会場でも、お母さんが付き添いできなくても、
ステージでの立ち居振舞いは本当に立派でした!
そして、最高評価の「S」をもらえることをとても楽しみにしていました!

でも…
お家でノリノリで弾いていたようには、本番ではできなかったネ。
緊張するものネ!お家と同じようにはできないよネ!
そんなことも初めて経験した彼。
お兄ちゃんがずっと「S」をもらってきたので、
当然自分ももらえると思っていたみたいで、
「S」が無いことに、当日はとても落ち込んでいました。

そして今日の反省会。
自己評価の欄には、5段階評価の下から2番目の「C」を自分で書いていました!
自分に何が足りなかったのかよく分かったんだって!
まだ1年生なのに、この数日間でステージへの目標意識が変わりました!

そのお兄ちゃんは小学4年生。
これまでずっと「S」をもらってきたけれど、
今年はまさかの「S」ナシ!
「このくらい弾けていればいいだろう」とどこか驕りがあったでしょう?
夢中になっている剣道の練習をもっとしたいのに、
ピアノの練習に時間を取られる!とお母さんに文句を言ってきた彼。
じゃあ、ピアノの時間を減らす?と聞かれれば、
本当は自分はどうしたいのかワカラナイ…
ピアノだって本当はもっと上手になりたい!
お母さんのせいにしてもしょうがないことも分かってる…

これまで、周りから期待され、ピアノを続けるのが当たり前と思ってきて、
「上手!」と言われることも当たり前みたいになってきたところで、

本気で練習しなければ「上手」にはならない

と考えさせられる機会となったネ。

剣道もピアノも両方本気は難しいでしょう。
周りの期待ではなく、自分がピアノとどう付き合っていきたいのか、
じっくり考える機会となりました。





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