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主張

今年の文化祭の合唱伴奏にすでに決まっている中学3年生の彼女。
音楽の先生から、
「どのくらい弾けているか、今週末に一度聞かせて」と始業式の日に突然言われて、
慌ててレッスンに来ました。

合唱の練習が本格化するのは、9月中旬の運動会の後だろうと、
私も本人ものんびりしていました。(去年はそうだったから…)
受験生の彼女は8月は勉強に部活に忙しい!
伴奏の譜読みは出来ているから、夏休み明けの試験が終わったらレッスンに来よう!
とスケジュールを彼女と立てていたのに…
学校って、なんで突然言うかな…。
(夏休み中にも「いつまでに弾けたらいいですか?」って何度も先生に聞きに行ったけど、
教えてくれなかったらしいです…)

生徒には、ピアノの本番がある時は、必ずスケジューリングを学ばせるのですが、
学校の伴奏は、先生方が期日をきちんと示してくださらないことが多く、
生徒たちも「自分たちを子ども扱いしている!」と不満です!

伴奏歴3年目の彼女は、
「伴奏」で必要な練習や心得も、もうバッチリわかっています!
あとは、
「ここは、YouTubeのどの演奏を聞いてもリズミカルなアーティキュレーションで弾いていないのだけど、私はこう弾いた方がいいと思うんだけどな。」
と私が弾いてみせると、
「確かにこの方がいいと思います!」
と、すぐマネできる彼女。
(音楽力が本当に伸びたネ!きっと吹奏楽でも鍛えられたから!)

「でも、変わった弾き方をすると、音楽の先生になんて言われるか…」と彼女。

彼女は、小学生の時から自分の主張や芯がしっかりあり、周りへの観察眼もあり、
「きっとリーダーの素質がある子だ!」と楽しみに見守ってきました。
周りからは「出すぎる杭」と疎まれ、
「出る杭は打たれる」日本社会に合わないのかもね~とレッスンでもお話しながら、
彼女もとても悩んできました。
(彼女の夢は、海外で活躍するコト。英語の勉強をとっても頑張っています!)
中学3年生になって、ようやく自信を持てるようになり、
主張と協調のバランスも分かってきているところです。

さて、音楽の先生と担任の先生(お二人とも吹奏楽部の顧問)の前で弾いた彼女。
「ここからは、違いを出したいのでリズミカルな弾き方にしています!」
と自分から音楽的な主張を述べたそう。
先生方も「いいと思う!」と納得してくださったそうです。

きっと彼女が、自信を持って主張し、納得させる演奏をしたからだと思います!

去年は、自分の性格が周りに馴染めないことにとても悩んだ彼女。
今年はクラスの雰囲気も良く、彼女がのびのびと活躍できるようで、
自信を持ち、彼女の本来の能力も伸びているように思います。
私も、彼女と対等に音楽作りについて議論できるようになってきて、
とっても楽しいです!
ここまで育ってきてくれて、本当に嬉しい!


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