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待ちます!

レッスンには毎週「すごく楽しみ!」とやって来る小学1年生の生徒さん。
音楽大好き!ピアノ大好き!で、いつも1時間以上ピアノを弾いているそう。
新しい曲に入ると、すぐに張り切って両手で弾いてきます。
こんなにデキルなら、と私も弾き方などいろいろお話しするのですが、
「デキナイ…」と急にふさぎ込んだりします。
こうなると、レッスン終了まで全く動かなくなることもありました。

彼女は、音楽やピアノの能力は素晴らしいものを持っていると思うけれど、
コミュニケーション力が未熟カナ…。
自分の我を通すコトばかりで、こちらの言う事を聞き入れようとしません。
本をどんどん進めて(本人も進めたいと思ってる!)、
きっと感性豊かな演奏ができる子になると思うけど、
今は、先生とコミュニケーションを取れるようになることが大事カナ。

完成度を求めず、
練習の仕方もある程度は彼女に任せて、
先生とお話ししながらコミュニケーションの練習をして…
そうやっていると、レッスンはずいぶん落ち着いてきました。

とても伸びる可能性のあるお子さんだけれど、
心がまだ弱い今は「伸び期」ではないカナ。
「伸び期」が来るまで、待ちます!

別の彼は、幼児期には、
ドレミがなかなか覚えられなかったり、指が思うように動いてくれなかったりで、
ピアノが上手になりたい!という気持ちも見えてこないのだけど、
この子はピアノを楽しめるようになるだろうか…?
(でもリズム感と音感はイイ!)

小学2年生の今、伸び期を迎えています!
一人でレッスンを受けてもレッスンの細かい注意をとてもよく理解して、
1週間でちゃんと進めてくるし、
何よりも「もっと上手になりたい!」を意思表示するようになった!
この時を待ってました!

別の彼は、幼児期からとても能力があり、
親御さんもとても期待されていたのだけど、
本人は「上手になりたいとは思っているけど、練習めんどくさい。」という感じ。
お家でお母様が練習に口を出すと癇癪を起すので、
コンクールを受けさせようと思っていたけれど諦めました…と親御さん。
それでも発表会やステップでは、いつも皆さんの注目の的。
よく練習するし伸びてもいる。
でも、彼の能力ならもっと上手になるはずなのに…とは思いながらも、
彼の好きなようにさせていました。
小学4年生になった今、
「ピアノは2番、去年から始めた剣道が1番!」という彼だけど、
音は確実に良くなっています!
何よりも耳が良い彼。そして音楽も自然に形作れる彼。
シューベルトのワルツをとてもキレイに弾けるようになったのを見て、
「伸び期かも?」と楽しみにしているところです。
幼児期からずっと、この時を待っていましたよ!

どの生徒さんもそれぞれ
「なんで練習できないんだろう」
「なかなか上達しないナ…」
という時がありました。

子どもたちは、
自分の中にある「個性」と、枠にはめようとする周りとのギャップで迷い、
まだ子供なので意思表示も上手く出来ず、
それが大人から見たら
「やる気がない」「才能がないのかも」「もしかして育てにくい子なのかも?」
とすぐに結論を出してしまいそうになるけれど、
ピアノや人間力などの「伸び期」がそれぞれ違うだけ。
じっくり待てば、「待っててヨカッタ!」が必ずあります。

先日、ピティナ特級でグランプリに輝いた鈴木愛美さんを
幼少からずっと育ててこられた稲垣先生から、
以前に次のようなお話を伺ったことがあります。

鈴木さんが東京音大にトップで合格した時、
「諦めずに待ってて良かった!」


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