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練習会

先日、稲垣先生の練習会に参加させてもらった
小学3年生の生徒さん。

去年もコンクール前に練習会に参加させてもらいましたが、
稲垣先生のワンポイントレッスンが恐怖だったようで、
「今年は練習会行きたくナイ…」
(稲垣先生は怖くないです。でも音に妥協がないので、
いい音になるまで、何度も何度も弾かせるのです…)

私は、コンクールに出る生徒さんには、
ステップだけを受ける生徒さんとは違って、
特別な成長をするチャンスと捉えています。

ステップは1回のみの本番ですが、
コンクールは、練習会やワンポイントレッスンなどの勉強の機会があり、
予行演習や予選、本選…と何度もステージに立つので、
数ヶ月で大きく伸びるチャンスです。

それなのに、コンクール本番のみでしか弾かないのなら、
みんなと一緒にステップを受ければいいじゃない。
コンクールじゃなくてもいいでしょ?!
と、厳しめに彼女にはお話ししました。

ステップでは物足りないから、コンクールがイイと言っている
彼女の気持ちはもちろん分かります。

でも、まだ3年生。
「賞をもらいたい!」と言っても、
そのためにどのくらいの努力が必要なのか、まだ分かっていないよね。

今のような心構えなら、
コンクール当日、何ももらえなくて悔しい思いをするのが目に見えています。

勉強を重ねる機会、
ステージに何度も立つ機会を経験するつもりがないのなら、
自分に足りない事が見えず、
他の頑張っている子たちに大きく差をつけられるでしょう。

しぶしぶ、練習会に参加することにした彼女。

練習会当日ーー
ワンポイントレッスンでは、
私やお母さんの助けをもらえない状態で、
一人でレッスンを受けます。
まだ数回しかお会いしたことのない先生のレッスンは、
彼女にとってはかなり勇気のいる事だったでしょう。

でも、頑張ってる!
その姿を見て、去年からの1年間の成長を感じました!

ちょっと自信がなくて、
レッスンにはお母さんについてきてもらわないとダメ…だった彼女。

でも本当は一人でしっかり物事を決めたり判断したり
できる子だと思います!
大人に甘えられる状況があると、甘えちゃうよね。

お家では、
練習するだのしないだのバトルがあって、
練習会で何か変化してくれれば…とお母様の願い。

変化しましたね!!
今まで、自分の演奏動画を見返そうとしなかった彼女が、
自分から演奏チェックをするようになったって!

かわいい子には旅をさせよ。
大人はついつい転ばないように先回りしたり、
道筋を教えたりしてしまいますが、
その方が問題なくまっすぐ人生の歩みを進められているように見えますが、
「自分で考える」力を封じてしまうことになると思うのです。

子供が自分で考え、行動を起こせるには、
なんせ子供ですから時間がかかります。
大人が手伝う方が手っ取り早く結果も出せるでしょう。

彼女は普段、甘えられる状況にあるので、
自分で考えることをしなくなっていたかな、と感じていました。
たった20分の稲垣先生のレッスンでも、
彼女にとっては「一人旅」
それだけで変化したのだから、
これからのレッスンも一人でおいで!
大人に言われたとおりの練習方法ではない、
自分なりの練習方法をちゃんと考えられる賢いお子さんです。
先生に言われたことを全部こなさなきゃ…っていう事が
ご家庭でのバトルの原因にもなっていたみたいだし、
彼女の本来持っている、オリジナルな考え方を封じてしまっていたと思います。

これからは「自分で考えて取り組む」を目標にしましょう。

なんせ子供ですから、時間がかかるでしょう…
コンクールに間に合わせられないかもしれない…

でも、今の彼女に必要なのは、
彼女自身の考えで練習を進めさせること。
彼女本来の能力を引き出すことが最優先!
それが彼女にとっての「コンクールでの成長」となると思います。


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