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小4の壁?

長い間ピアノを教え続けてきた中で思い返すと、
ピアノも含めて、
習い事を続けるか続けないか、
ご家庭で揉めたり、本人がイヤになっちゃったりするのは、
小学4年生が多かったな…と思います。

ちょうど小学4年生でこちらの教室に移ってきて、
お母様の教室への期待と生徒さん本人の気持ちにズレがあって、
教室に入ってきてすぐに「やめる!」と言い出した生徒さん。
私からは「もう一度、ご家庭でご本人の気持ちを聞いてあげてくださいね。」

そんな彼も、もう中学2年生。
本当は名曲が弾けるようになりたかったんだ!と、
今はベートーベンのソナタにハマっています!
コンクールはもういいや!と、
ピアノを楽しむようになって、本当に良かった!

幼稚園からずっとピアノを習い続けて、
体操教室も成績優秀でずっと続けてきた彼女は、
4年生の時、突然「バイオリンを習いたい!」
そして、「体操はやめる!」
ご両親とも体育会系だったので、
お子さんのこの発言がとてもショックだったそうですが、
バイオリンを始めると、すごい勢いで上達して、
今ではバイオリン専門で進学しました。
(この彼女は、実は小さい頃からバイオリンを習いたいと、言っていたのでした。)

4年生って、
これまで大人の言う通りにすることが正しいと思ってきたけれど、
「自分はどうしたいのか?」
「お母さんやお父さんや兄弟とボク(ワタシ)は違う!」
と、自我も強くなり、
興味も大きく広がって、違うことにもたくさん興味を持つようになり、
他人と自分を比較して、自信を持ったり、逆に自信を無くしたり…
複雑な成長過程にあるんですよね。

これまで、残念ながら小学4年生でピアノをやめてしまった生徒さんも何人もいました。
もちろん、ピアノよりももっと夢中になれるものを見つけたのなら
「おめでとう!」と送り出してあげたいですが、

「練習しないならやめなさい!」
ご家庭でこのように揉めることは、必ずありますね…。
4年生頃は、上記のように自我が強くなって、
親御さんに反抗的にもなりますから、
「じゃあ、やめる!」となってしまう…

これまで私も、
生徒さんの気持ちに寄り添ってあげる事がまだまだ足りなかったと思います。

どんな形でもいいから、どんなジャンルでもいいから
音楽やピアノが一生の友になってくれればいいナ。
これが周りの大人の本当の気持ちだったはすなのに、
「努力が足りない!」
「こんな態度は先生に失礼!」
こうやって畳みかけられると、
問題解決がまだ上手くできない子供たちは、
「じゃあ、やめる!」しか選択肢がなくなるのでしょう…。

まだまだ子供。
そして、将来にたくさんの世界の広がりがある子供。

昨日言っていた事と違うじゃん!
っていう事も日常茶飯事。
目標もやる気もコロコロ変わるのが当たり前なんですよね。
それを理解してあげた上で、お話をじっくり聞いてあげれば、
「本当はピアノ上手になりたい。頑張りたい。」
「先生にこんな態度は良くないと、本当は思ってる…」
「でも、練習しんどい…」
素直にお話してくれたことを否定せずに受け止めてあげれば、
問題解決に向けて、自分の目標達成に向けての工夫を一緒に学べます。

剣道に夢中!
ピアノはお母さんがやれって言うから、「やってあげている」
みたいなスタンスの4年生の彼。
本当は音楽もピアノも大好きなんだけれど、
剣道とのバランスも迷っているし、素直に自分を表現できないお年頃カナ。
本はすごく進んでいるので、レッスンの内容も難しくなってきた。
「宿題が多い~。先生の注意点が多い~。」
と、文句ばっかり。
でも、
「全部出来るようにしないとダメだ。」
「こんなの、全然上手じゃない。」
自分に厳しい性格だから、タイヘン!って思っちゃうのよね。

「じゃあ、どこを上手に弾きたい?その部分だけ上手になったらいいから。」
「じゃあ、ここカナ。」
すぐに場所を指定できるんだから、やっぱり
「上手に弾きたいのに弾けない…」って悩みながら練習していたんだよね。

「この2小節が上手に弾けたら、合格!」

こんな彼も、ステップに向けての練習が始まったら、
「頑張る!」と言っています。
悩みながら、迷いながら、
自分の本当にやりたいコト、なりたい姿を見つけてくれるのが先生の願いです!


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