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厳しさ

今月は、保護者の方と面談のお時間を持っています。

「先生、もっと厳しく言ってやってください。」
お母様方からよく言われる事です。

私は、やみくもに厳しくするのは、
百害あって一利なし、と考えています。

生徒さんが自分の目標をしっかり決めている時などは、
高みに登るために必要な厳しさを伝える事は、
もちろん必要だと思います。

練習をしないので、厳しくする…?

厳しくしたら、練習するようになるのだろうか…?
一時的には、「怖い」ので練習するかもしれませんが、
その後、なんでピアノをやっているのか分からなくなったり、
レッスンに来ることが怖くなったり、
「音楽を楽しむ」どころではなくなるでしょう。

「やる気がない」
これも、お母様方からよく聞く言葉です。

本人に「やる気がないの?」と聞くと、
「やる気はある」と返ってきます。

お母様方のお気持ちも分かります!
お家でだらだらとYouTubeを見て、ゲームをして、
「練習したら?」と声をかければ、
口ごたえして、大ゲンカ!
やる気があるなら、自分から練習するはずでしょう!?

おっしゃる通りです!
大人が何も言わなくても、自分から練習するお子さんももちろんいます。
でも、ご家庭環境も、本人の性格も、皆さんそれぞれですよね…。

ピアノも大好きだし、「やる気はある」と言っていた
小学4年生の女の子。
面談でお話を聞いていくと、
YouTubeをダラダラと見る、
Netflixでアニメをダラダラと見る…
「練習しないの?」と声をかければ口ごたえ!
お家で「やる気」があるように見えませんよ、先生!
先生の前では、外面はいいんですよ、この子は!

レッスンでは全く印象が違うのです。
一生懸命お話を聞いてくれて、
出来ない所を何度も何度も繰り返し弾いて、
上手く出来ないと目に涙をためて…

確かにお家での練習量が少ないから、
思うようになかなか弾けるようにならないよね、と毎週お話はしています。
でも、外で頑張っているからこそ、お家でグダグダ~ってなるのよね。
「やる気がある」と言った彼女の言葉と行動が一致するのは、
もう少し先だろう、と先生は待っているところです!
音楽が好きで、「頑張りたい!」っていう気持ちがたくさんあるのは、分かっていますヨ!

お家での状況を聞いてみると、
YouTubeをダラダラ見る~って、先生もやっちゃうから分かります!
アニメも、昔は続きのお話は、来週まで待たないといけなかったから、
一日30分で済んだけど、
Netflixだと、続きのお話もどんどん見れるから、全部見ちゃうよね。
先生も、我慢できずに続きを見ちゃう性格だから分かります!
だから、毎日開かなければいいのでは?
開いちゃうと、もうやめられないから!
「そうか…」と、お母様も納得されて、
「またルールを考えてみます。」そうです。

やる気はあっても、練習できない理由はいろいろあります。
本人がその原因や自分の行動、性格をまず理解して、
そして自分で解決策を考えていけるようにしなければ、
高校生までピアノは続かないでしょう。

私のことを「優しい先生」と言ってくれる生徒さんもいれば、
「キビシイ先生」と言う生徒さんもいます。
でも、怖がってレッスンに来る子はもちろんいません。
自分のお話を素直にしてくれるので、
信頼関係は築けていると思います。
その中で、必要な時は厳しくする時もありマス。
「必要な厳しさ」を、生徒さんたちは分かってくれていると思います!


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