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涙の後

夏のコンクールの後、
本が一気に難しくなってもどんどん譜読みできる
小学2年生の生徒さん。

私もつい熱が入って、タッチや体の使い方をたくさんお話してしまいます。
恥ずかしがり屋さんなので、
レッスンでは体が固まってしまって、
「デキナイ…」と自信なさそう。

「先生のマネできる?」
「もうちょっと響く音を出そう!もう1回弾いてみて。」
というのも、なんか恥ずかしいし自信ないし…で、
レッスン中に改善するのは難しいみたいなので、
「お家でじっくり取り組んでおいで~」ということにしています。

お家では、ずいぶん体を柔軟に使えるようになって、
細かいタッチも自分で試行錯誤するようになったそう!

先週のレッスンでは、
もちろん毎週頑張ってきているのが分かったうえで、
もうちょっと良くならないカナ、と
先週と同じ内容についてレッスンしていました。

彼女は…
だんだん目がウロウロと「心ここにあらず」になっている…?
「もしかして、体の調子が悪いの?」
私が聞くと、
我慢していた涙が溢れてきたー-。

後でお母様が教えてくださいました。
この日は、「頑張って出来るようになった!」と自信を持って来たそうで、
それなのに、褒めてもらえナカッタ…。

でもここからが、
彼女のこれまでで一番の成長!

レッスンの後、しばらくの時間引きずっていたようだけど、
お風呂に入ったらスッキリして、
「今度は褒めてもらえるように頑張る!!」
そう言っていたそうです。

そして1週間後。

上手になってる!!!

私は、本当に良くなっている時しか褒めないのですが、
今日は「本当に」褒めました!
腕が堅かった彼女。
音に伸びがなかった彼女。
全部改善している!!

涙の後、殻を一つ破ったみたい!
これまで、レッスンで「先生のマネできる?」
と弾き方をやって見せても、
「デキナイヨ…」と心の声が聞こえてきそうだった彼女。
今日は、熱心に私の弾く手を見ていて、
「マネしてみよう!」という心の声が聞こえましたヨ!

涙がでるほど悔しい思いをピアノでしたのは初めてかも?
一生懸命頑張ったからこそ、それを認めてもらえなかった悔しさ。
そこから、もっと認められるように頑張る!と前向きになるまで、
ほんの数時間の心の動きだったかもしれないけど、
今年一番の大きな心の成長です!!






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