結果だけに注目しないよ！

西宮高校のリレーコンサートに出るのを
毎年楽しみにしている中学2年生の生徒さん。

私から勧めたのではなく、
学校でもらってきた案内のプリントを見て、
「出たい！この学校の114歳のスタインウェイも弾いてみたい！」
と、自分から言ってきました。

今回は出演3回目。
本番が近くなるまでなかなかエンジンがかからず、
直前になって焦って、
ナントカ通して弾けるようになった～
っていう仕上げ方からなかなか改善しない彼女。

それでも、
「もう間に合わないから出ない！」って逃げることもなく、
朝５時に起きて練習して、
うちに来て１時間以上集中力が途切れることなく夜10時まで練習して、
「もっと早くから計画的に練習すればよかったのに」という話は今は置いて、

本当によく頑張りました！！

本番では、思い描いたような演奏はできなかったけど、
追い詰められながら、泣きそうになりながら、
それでも間に合わせた！

今は、頑張った～っていう安堵感と、
次はステップに向けて、バッハをちゃんと勉強する！と、
次へのエネルギーに溢れています！
次へのエネルギーは、本当に頑張った後に出てくるもの。

そんな彼女の家庭では…
兄弟が陸上の総体で個人2位という成績だったらしく、
家族がそちらばかり話題にして…
「ワタシだってすごく頑張ったのに、
そりゃあ、コンクールとかじゃないから賞とかないし、
演奏もそんなに上手じゃなかったし。
でも、頑張ったのに！！」
と、くすぶる思いを打ち明けてくれました。

○○ちゃんの活躍は、ちゃんと教室新聞に載せるからね！
泣きそうだった生徒さんも、
「教室新聞、いつも楽しみにしています！
先生の文章は字がいっぱいだけど、全部読んでいます！」

ありがとう！
字がたくさんで、読む気がしなくなるな…
と思いつつも、簡潔にできないのです。
皆さんの物語がたくさんあるから～

ブログでも、
何か「賞」みたいな結果が出た子だけ載せたら、
「結果が何もないワタシには価値がないの？」なんて思われないように、
結果ではなく、プロセスを讃えています！
ここに書ききれない全員の頑張りは、
教室新聞に載せますよ！