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多様性

昭和の時代、ピアノレッスンは
ハノン、ツェルニー、ブルグミュラー、ソナチネ…と、
皆が同じ教材を使うのが当たり前で、
生徒側も課題を与えられるままに、
つまらなくても「やらなきゃいけないもの」という認識だったと思います。

私自身も、そのようなレッスンしか知らなかったので、
教室を始めた頃は、どの生徒にもこのような教材を使っていました。

その後、
ハノンに代わる、もっと調性豊かな教材を探したり、
ツェルニー以外の作曲家の練習曲を使ってみたり、
それが一周回ってやっぱりツェルニーに戻ったり、
ソナチネに興味を持てない子に、力も付いていないのにショパンを弾かせたり、
クラシックに興味を持てなくなった子にポップスを弾かせたけど
基礎力がなくて上手く弾けなかったり…

最近の「多様性」が重視される世の中の流れになって、
やっと自分が探していたレッスンの意味が分かってきた気がします。

ピアノが上手になるために、上記の教材はもちろん重要!
レッスンの軸となることは変わりません。
でも、生徒さん一人一人、音楽に対する向き合い方は違うし、好みも違う。
さらに成長過程でそれもコロコロ変わる!

ピアノの基礎をきちんと続けさせて、
「物事を極める」という経験や、「本物」に触れさせる経験も大事にして、
でもそれぞれが自分なりの音楽の楽しみを見つけてくれる…
そんな欲張りなレッスンを目指して、
これからも試行錯誤を続けます!

中学1年生の生徒さんは、
小学生の頃は、近現代の派手な曲に夢中で、コンクールも頑張って、
その中で練習をちゃんとできない自分に向き合って、
その後、クラシックの名曲に憧れるようになって、
でも基礎となるツェルニー、バッハ、古典楽曲がなかなか進まず、
進めなきゃ~とは思ってるんだけどね…とか言いながら、
今度はアニソンにハマって、
発表会で「弾き歌いをやりたい!」と言い出して、
お小遣いをためてバイオリンを買ってみたり、
「中学生になってますます音楽が好きになりましたっ!」
と嬉しいことを年賀状に書いてくれたり、
練習出来ていないけど、いつかショパンの軍隊ポロネーズは弾きたいっ!
ていう希望はずっとあったり、

この生徒さんの成長を見守ってきて、
音楽を好きになる、ピアノを好きになる「多様な形」を教えてもらっています!

他の生徒さんも、皆さん「音楽が好き」の形が多様です!
このソナチネの曲が好き!と楽しく練習しているという小学1年、2年の生徒さん。
教室の憧れのお兄さんと大好きなドラクエを連弾できる!と張り切っている小学2年生。
基礎の本もきちんと練習するけど、J-Popの「猫」にハマって毎日5回以上弾いているという
幼稚園生。
今は「速い曲」に憧れてガンバル4年生。
知らない曲でも「この曲キレイ~弾きたい!」と感性豊かな2年生。
バロックがお気に入りの2年生。
ずっと弾きたかった千本桜に手が届いた!ゆっくりでも頑張ってきた5年生。
ベートーベンの名曲に手が届いてきた6年生!
憧れの曲に手が届いてきたこれまた6年生!
クラシックもステキなポップスも、そして吹奏楽も、
音楽を聞くのも演奏するのも大好き!な中学生たち。

基礎は必要!
でも、その基礎を元に音楽とどう付き合う?
自分で選べるようになってくれるのが先生の願いです!!


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