いつのまにか上級生！

小学3年生の時に転校してこちらの教室に移ってきた生徒さん。

その時は、まだ本もあまり進んでいなくて、
自分で譜読みする力も、両手で弾きこなす力も弱くて、
さらに、練習の習慣や、練習の仕方もまだよく分かっていませんでした…。

でも、ピアノは好き！で、
いろんな曲が弾けるようになりたいと思っているけれど、
具体的な目標は、よく分かんなかったみたい。

こちらの教室では、
本の数も増え、習う内容もだんだんレベルが上がっていき…

「全然弾けるようにならない！」
「私にはムリ～！」
と、ネガティブな気持ちになってしまうことがいちばんの課題だった彼女。

それでも、戸惑いながらも、
「練習時間を増やせば弾けるようになるんだ！」
「もっともっとピアノでいろんな表現が出来るようになりたい！」
「先生の言うことは難しいけれど、絶対できるようにしたい！」
彼女なりに模索し、努力してきた数年間。

そして今年、6年生になりました。
「いつか弾きたい！」と憧れていた、ギロックの「雨の日のふんすい」。
意外と早く手が届いたことに本人もびっくり。
初めは、「私にできるカナ…」と不安そうだったけれど、
ちゃんと自分で譜読み出来るし、
いろんな「弾き方」のお話にも、毎週丁寧に取り組んで、
音がどんどん良くなっているよ！

お家の方も、
「こんなに弾けるようになるとは思っていなかったです！」
そして、
「今年は上級生として、教室を引っ張る側になってほしいです。」
と親御さんの希望。

これまで、
「ちょっと遅れて教室に入ってきた下級生」っていう感じだった彼女は、
今年の発表会では、
みんなが憧れる人気の曲を弾きこなせるようになり、
小さい生徒さんの伴奏も引き受けて、
上級生3人での連弾の発表もあり、

小さな生徒さんたちから見たら、
立派な「憧れのお姉さんたち」の一人です！