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チャイコフスキー「悲愴」

先週11月4日(土)に名古屋の生徒さんと もしもし君(僕の奥さん)の3人で グランシップで行われたチャイコフスキーの交響曲第六番「悲愴」の演奏会に行ってきました。

その日は浅間神社で木花咲耶姫の降祭に行く予定でした。4時から咲耶姫が麓山神社から浅間神社に帰ってくるお祭りで 神様を近くで拝める数少ない機会だそうです。5時からはお供えの一夜酒(甘酒)をいただけるってことで楽しみにしていました。

木曜日の深夜 もしもし君から電話でチャイコフスキーの演奏会があるって話を聞きました。2日前だったので「もっと早く知っていたら 聞きに行けたのになあ」って言って「曲目は?」って聞き返しながら 僕もネットでグランシップの検索をしました。
「悲愴」「くるみ割り人形」…。いいなあ
指揮者は フェドセーエフ、楽団はチャイコフスキーシンフォニーオーケストラ
「何それ?」

旧モスクワ放送交響楽団でした。

「そう言えば昔フェドセーエフの悲愴のDVDを買って つまらなかったので全部聞かなくて すぐに売った覚えがある」って思い出しました。売ってしまった唯一の音楽DVDでした。チャイコフスキー、悲愴と言えば ムラヴィンスキーのレニングラードフィルの印象が強く 僕の中で宝物だったので その当時がっかりしたような、納得したような気持ちだったことを思い出しました。

って思っているうちに「チケット余っているかなあ」って彼女に聞いていました。いろいろと話しているうちに 生の演奏で「悲愴」を聞いてみたくなってきたようです。あれれ、僕の心は自分でも分かりません。DVDではだめだったけど、生の演奏を聞いたら違うかもしれない。「悲愴」は聞いたことがなかったし、ロシアのオケも実際に聞いてみたいなあって思ってきました。

って勝手なことを思っているうちに
「席 けっこう空いているよ」って電話の向こうから聞こえてきました。木花咲耶姫は来年会えるって思って土曜日はチャイコフスキーに決まりました。席は考えて、考えて、考えて(決断が出来なくて彼女を困らせました)7列5.6をとりました。いい席が空いていたので びっくりしました。

土曜日の午前11時に名古屋から習いにくる予定の生徒さんにも連絡して、3人で行く事になりました。ちょっとしたイヴェントです。

当日は普段と違っていたので朝から緊張していました。
11時に生徒さんを教えて、その生徒さんに車に乗せてもらって 1時に東静岡駅でもしもし君と待ち合わせ、コメダでお昼を食べて(みんなの分 もしもし君にごちそうになりました、御馳走さま。)タバコを吸って、トイレに行って さあ3時開演です。

「悲愴」が1曲めでした。
冒頭のファゴットの独奏が静かに始まった時
どきどきしてきました。
これから「悲愴」が始まるんだなあって思って感極まりました。
89小節からのうっとりするような第二主題「ファ#ミレ シラファ#ラ レーーーシラ」が始まる少し前 第二主題が好きだった父に聞かせてあげたいなあって思いました。僕は第二主題の再現部の317小節からの「シーラ#ラ ラソ# ラ#ーソ#ソ ソファ#」がすごく好きでした。初めて「悲愴」に出会った会社員のころ この箇所を夢中になって聞きました。

第二楽章は5拍子のワルツです。ちょっといびつで優しくて悲しげです。すごく好きでした。「ロシヤの田舎のお祭りが遠くで聞こえてくるような感じ」って勝手に思っていました。ユトリロの絵のように街の中に入って行けない感じ。物理的でなく、心理的に 目の前にいながら遠くから見ている感じです。美しい。

第三楽章は楽しいです。その一言。もしもし君は「猫のちゃありいが聞いたら喜んで走り回りそう」って言ってました。

第四楽章は「ファ#ーミレド#シ ド#ーーー」の美しさ、圧倒されます。名古屋の生徒さんがすごく綺麗だって感激していました。言葉になりません、ただ美しいです。


演奏のいいところ、わるいところがあったけれど「悲愴」を生で聞けてよかったです。
ヴァイオリンの響きが綺麗でした。楽団員は年配の方が多かったです。(指揮者はなんと85才!)そのせいか 前に見たDVDの演奏より地味で好感が持てました。スケールは小さかったですが…。オーケストラの配置が左右逆になっていて驚きました。

くるみ割り人形の「花のワルツ」も聞けて楽しかったです。メリークリスマス。

時々 オーケストラを聞くのもいいなって思いました。
今度は弦楽四重奏を聞きたいなあ。ベートーベンの。


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