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指のトリセツ・・・??

本日、レッスンにいらっしゃった生徒さんは、「ピアノ奏法のテクニックについて」書かれた書籍をお買いになったそうです。

意欲的で良いですね!

しかし、彼は、「用語がちんぷんかんぷん・・・」と、私に助言を求めてこられました。

見ると確かに、解剖学的用語がヤケに多い本です・・・。

私も10代後半のときに、そういった出版物をはじめて読んだのですが、書いてあることを正しく読みとるには、音楽以外の知識が必要だと実感したことがあります。

たとえば、私たちの身体の上肢の末端には、それぞれ長さも太さも形状も異なる5本の指があり、それらのうち母指だけは、解剖学的には他の4本の指と大きく異なり、その区別のためか、英語やドイツ語ではthumb(英)、Daumen(独)と称され、他の指についてはfingersとされています。

私たち日本人は、親指を含めて「指」と呼ぶ(専門用語では、親指を「母指」と称します。)ので、翻訳された書籍を読む課程で、「指」「親指」などの表現に違和感を感じることもあると思います。

指にはそれぞれ3個の指骨があり(母指には2個)、指関節によって連携され、それによって曲げ伸ばしが行われます。

外国語から翻訳された文章だと、こういった理由により、さらに難しく感じることもあります。

「MP関節」というのは、中手指節間関節のことですが、普通は、第三関節と呼ばれています。

「PIP関節」というのは、近位指節間関節のことで、第二関節のこと、「DIP関節」というのは、遠位指間関節のことですが、第一関節と呼んでいる人が多いですね。

しかしながら、これが実に曖昧で、第一関節といってもMP関節を指すのか、DIP関節を指すのか、人によってまちまちで、受け取る側では混乱することも多々あります。

ですから、名称を統一する必要があります。この解剖学用語の略語は簡単で呼びやすいので、呼称の統一化を普及させたいと望んでいる先生方は多いです。

文字で考えると難しく感じますが、実際に鍵盤で音を出してみると、とても分かりやすいです。それらの関節を柔らかく保って弾くと、手指のコントロールがうまく行きます。

楽しんで弾いているとき、身体は自然とリラックスしていますよ!

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