眠りたくない・・・？！

音楽家には、幼少にして天分を発揮した人と、年を重ねてから開花する人とがいますね。

さて、プロコフィエフ（１８９１－１９５３）という新古典派に属する作曲家は、どちらのタイプだったかご存知ですか？

彼自身のものと思われる次の言葉が残っているので、ご紹介しますね。

My mother loved music and she played the piano rather well. From the day I was born, I heard Beethoven and Chopin. I began to show a talent for music quite early, probably around age four. When I was put to bed, I never wanted to sleep. I would lie there and listen to my mother play the piano.

お母さまの奏でるベートーヴェンやショパンの調べを聞きたいがために、眠ることさえ望まなかった４歳のプロコフィエフに、それほどまでの感化を与えたお母さまの存在は、とても大きいですね。

私の教室では、お母様やお父様だけでなく、お祖父様やお祖母様からレッスンのご依頼を受けることがよくあります。ご家族の方が、音楽を好きでやっているということは、子供さんのピアノ教育のために、大変良いことです。

ご家庭のご協力を頂いていることに、心より感謝申し上げます。