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どこが「ド」?!― 黒鍵のないピアノで ―

数年前、都内で開催された楽器フェアの展示品の中に、「誰でも簡単に演奏できて、楽しめる」とのコンセプトのもとに出品されていたユニークなピアノがありました。

それは「黒鍵のないピアノ」でした!

「黒鍵」と聞くと難しいイメージを持つ生徒さんもいらっしゃるようですが、「黒鍵は記譜上、シャープやフラットを必要とするということ」、及び、『黒鍵のエチュード(ショパン)』の例で分かるように、ある程度の速度で弾く場合、「鍵盤の横幅が白鍵に比べて狭いという理由により、正確に演奏することが困難である」ということ以外に、特に難しいということはありません。

むしろ、黒鍵をキーカバーなどでカバーして白鍵だけになったピアノを前にすると、「どこがドか分からない!」といった混乱が生じることがあります。

先日、「黒鍵がなくとも、何の音を出す鍵盤がどこにあるか分かるよ?!」と言った子供さんがいらしたので、根拠を聞いたところ、「鍵盤と鍵盤の間の隙間がそれぞれ異なっていたら、それによって、各音を識別出来る!」とのことでした。

ユニークな発想ですね。(笑) 「なるほど!」と感心しました。

でも、鍵盤と鍵盤の隙間のサイズが異なっているピアノは、「ブッシングクロス」という部品が摩耗している可能性がありますので、もし、そういうピアノに遭遇したら、調律師の方に診断してもらった方が安心だと思いますよ!(汗)


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