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ドビュッシー:視覚芸術からの音楽的インスピレーション

皆さん、こんにちは!昨日までに、ドビュッシーがいかに美術作品造詣が深かったかということについてお話ししてきました。彼は、「印象派の代表的作曲家」として知られていますが、実は、彼自身はこの呼び名をとても嫌っていました。絵画からインスピレーションを受けることは、当時にあっては、あまりよい意味で使われていなかった「印象派」と呼ばれることは、ドビュッシーにとって屈辱だったのです。

現在の研究では、ドビュッシー作品は印象派ではなく「象徴派」(目には見えない精神世界を表現した芸術)であると言われています。ドビュッシーが「ただ単純に目に見えるものを音で再現しただけ」ではなかったと言われています。

『3つの交響的素描 海』でみられるように、ドビュッシーはあらゆる視覚的な記憶や感情を、自分の中で昇華し、音楽を生み出しました。それは単なる目から見えるもの描写ではなく、もっと奥深い、情緒や精神がからみあった世界観だったのです。

あらゆる既成のイメージや先入観を取り除いて、ドビュッシーの音楽をもう一度聴いてみてください。そこに、国境を越えた私たちの感性と相通ずる作曲家の心が共鳴し合う新たな感動があるかもしれません。

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