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「バッハ:音楽の川から大海へ」シリーズ第五回(最終回) - バッハ:宗教音楽と世俗音楽

こんにちは、皆さん。ウィステリア・ピアノクラスのブログシリーズ「バッハ:音楽の川から大海へ」の第五回目、そして最終回をお届けします。今回のテーマは「バッハ:宗教音楽と世俗音楽」です。

バッハは、宗教音楽と世俗音楽の両方を作曲しました。彼の音楽は、神への賛美と人間の感情と経験を表現する芸術作品の両方であり、その美しさと深みは宗教的な枠を超えています。

バッハは、世俗音楽から宗教音楽への「パロディー=転用」が特徴的で、「パロディー作曲家」とも呼ばれます。しかし、教会カンタータから世俗カンタータへの転用は行っていません。これは、彼が宗教的作曲家であったことを示しています。

例えば、バッハの世俗カンタータBWV214は、ザクセン選帝侯妃マリーア・ヨーゼファの誕生日を祝うために作られました。この作品では、4人の独唱者が古代ギリシャ・ローマの女神(戦いの女神ベローナ、学芸の女神パラス、平和の女神イレーネ、名声の女神ファーマ)を演じています。また、「狩りのカンタータ」(BWV208)、「コーヒーカンタータ」(BWV211)、「農民カンタータ」(BWV212)なども、バッハの世俗音楽の代表的な作品として知られています。

しかし、バッハの音楽は、神から授かり下された聖なるものだけではなく、才能を与えられた人間の側の希求に発するものという心意気をも反映しています。その証拠は数多く存在しますが、それは別の機会にお話しすることにします。

このように、バッハの音楽は、宗教音楽と世俗音楽の間で独自の位置を占めています。彼の音楽は、神への賛美であると同時に、人間の感情と経験を表現する芸術作品でもあります。

それでは、このシリーズはここで終わりとさせていただきます。皆さんがバッハの音楽と人生について深く理解することができたなら、私は大変嬉しく思います。バッハの言葉を借りれば、「音楽は、喜びを与え、悲しみを癒す」ものです。ご一緒に音楽の旅を楽しみましょう。

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