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五線譜の奥深さ:音域をカバーするための工夫

「今回のブログでは、五線譜がどのようにしてピアノの広範囲な音域をカバーすることができるのか、その工夫について探ります。五線譜は、音楽を視覚的に表現し、演奏者が音楽を理解しやすくするための重要なツールです。しかし、ピアノのキーは88もありますから、それら全てをどうやって表記するかという課題が生じます。

その解決策として、「加線」という短い線が必要になりました。また、8、15、22といった数字を付すことによって、1、2、3オクターブの音域をカバーすることが出来ます。8は1オクターブですが、2オクターブは8×2=16なのに、どうして15なの?と思う人もいるようですが、実際に鍵盤を数えてみると8×2-1=15であることが分かります。同じように、3オクターブも8×3-2=22です。

この驚くべき五線譜のシステムを考案したのは先日からブログに登場しているグイードに代表されるイタリア人です。それで私たちはイタリアに特別な敬意を表して、楽譜に関してイタリア語を多用するのです。フォルテ、ピアノ、クレッシェンド、デクレッシェンド、スタカート、レガートなどはイタリア語なんですよ。ドレミファソラシドも今でこそ国際語のようになっていますが、もとはイタリア語です。

次回のブログでは、「音楽の記譜法:西洋と日本の比較」というテーマで、西洋音楽の記譜法がどれだけ正確に音を表記できるのか、一方、日本音楽が口伝によるものであることによる正確さに欠けること、そして、しかし音楽が非言語による抽象芸術であることからすると、日本音楽の伝承による発展は決して劣っていないことについて掘り下げていきます。

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