日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

「二つの伝説」:フランツ・リストが描く二人の聖フランチェスコ

みなさん、こんにちは!
先日は、フランツ・リストの作品中、最も愛されている「愛の夢」についてお話しました。今日は、私の生徒が新たに取り組んでいる同作曲家によるピアノ曲「二つの伝説」についてお話ししましょう。フランツ・リストが「二つの伝説」を作曲したのは、1861年から1863年にかけてで、この時期リストはおおよそ49歳から51歳でした。この時期はリストがヴァイマルからローマに移り住んだ時期で、彼の信仰が深まっていく時期でもありました。その結果、多数の宗教曲が書かれ、1865年には僧籍に入ることとなりました。このように、「二つの伝説」はリストの人生の重要な転換期に作曲された作品と言えます。この作品は、「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」という二つの曲から成っています。これらのフランチェスコは同一人物だと思われがちなのですが、実は別の人物です。まず、アッシジのフランチェスコは、フランシスコ会(フランチェスコ会)の創設者として知られるカトリック修道士で、清貧、悔悛と「神の国」を説いた人物で、パオラの聖フランチェスコ(1416年 - 1507年)は、イタリアのパオラで生まれ、ミニム会の創設者として知られています。

フランツ・リストの「2つの伝説」は、これら2人の聖人についての異なる伝説を音楽によって表現しています。それぞれの曲がどのように聖人の伝説を描いているのか、詳しくは明日のブログでお話しします。お楽しみに!

レッスンにご興味のある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合わせくださいね。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓
↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント