今年最初に飲んだもの

明けましておめでとうございます。
皆さんは新しい年の幕開けをどのようにお過ごしですか？
私は先月購入したヨーグルトメーカーで、初めて甘酒づくりに挑戦してみました！下の写真は、中身がよく見えるようにワイングラスに入れましたが、中身は甘酒です！
初詣の神社で甘酒をいただくことがありますよね？お正月にはどうして甘酒を飲むのか気になったことがありませんか？
理由のひとつは科学的なもので、もう一つは宗教的なものです。
甘酒の原料には「米麹」と「酒粕」があり、神社で配られるものの多くは前者を発酵させて作られています。アルコール分を含まないので、子どもさんも安心して飲むことが出来ます。米麹を原料とする甘酒の効果には、疲労回復、冷え性の改善、便秘解消、免疫力や集中力の向上の他、美肌や美白作用もあると言われています。新しい年を始めるにあたって、最もふさわしい飲料と言えますね。
もう一つの宗教的理由については、歴史が古いため全てが分かっているわけではありません。720年に編纂された『日本書紀』には、「天照大御神が孫のニニギの命にお米を渡し、その後ニニギの命は地上に稲を植えてお米を繁栄させた」という記載があります。それによると、お米は神様へのお供え物のうち最上のものとされていたことになります。米麹は蒸したお米に麹カビを繁殖させて作ったものなので、元になる原料は神様からの授かりものということになります。良い米を収穫するためには太陽や水の他、適した気候や肥えた土壌といった豊かな自然の恵みが不可欠となります。日本人は古来より自然の恵みに感謝して、食物を大切にしてきました。
ところで、初挑戦の自作甘酒を飲んでみたところ、なかなかの美味でした。糖質が多いので、飲み過ぎはダイエットの敵だそうです。今年も皆さまのご多幸をお祈りいたします。