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クマンバチの秘密その3

「航空力学上飛べないはずのクマンバチが、実際には飛べるということ」が科学的に証明されるにあたって、「レイノルズ数」というものが大きな役割を担ったことを、前回のブログに書きました。
実際に飛んでいるクマンバチを見ている私たちにとって、それは「当たり前のこと」のように映るかも知れません。しかし、どう計算しても不可能である以上、「どうしても飛びたいから飛べる。」といった非理論的な説明しか得られなかったのです。
それが解明されたのが、このレイノルズ数ですが、これは簡単に言うと「空気の粘り」です。
私たち人間は普段の生活の中で、空気を「抵抗のないモノ」つまり「粘りのない物質」として感じ取っていますね。
しかし、昆虫など小さい生物には、それを感じることが出来るのだそうです。クマンバチが飛び立つ瞬間や飛行中に、彼らがどんな風に空気を感じているかを想像するだけでドキドキします!
「空気の抵抗」という言葉は、ピアノを真剣に学ばれた方には馴染みがあると思います。それは言うまでもなく、タッチに関することです。
メカニズムに特化したピアノ教本の中にも、「空気の柱をゆっくりと潰すかのように指を鍵盤の中に沈めなさい。」とか「空気の柱に指が押し戻されるように指を離しなさい。」といった表現が多用されています。
私たちは空気を無抵抗のものとして生活しているため、打鍵に対しても無頓着になりやすいのです。このことに気付いた生徒さんは、より良い音質と豊かな響きで演奏することが出来るようになっていきます。


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