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クマンバチの秘密その1

フンメルというドイツ人作曲家をご存知ですか?

ソナチネアルバムの中にも作品が収録されているので、ピアノを習っていらっしゃる生徒さんの間では馴染みのある名前だと思います。

実は、「フンメル」という名前は「マルハナバチ」という意味です。日本では「マルハナバチ」というのはあまりポピュラーでなく、「クマンバチ」と混同されていることがよくあります。

リムスキー・コルサコフ(N. A. Rimsky-Korsakov)の作品に、The flight of bumble bee(熊蜂の飛行)というものがありますが、じつはbumble bee とはクマバチではなく、ドイツ語のマルハナバチ(hummel)の英名なのです。ですから、訳としては「マルハナバチの飛行」が正しいということになります!

ディズニーの『くまのプーさん』の挿絵に、ハチミツ壷と共に描かれる可愛い蜂は、色パターンの理由により、「ミツバチではなく、マルハナバチなのでは?」との指摘があります。西洋文化の中では「マルハナバチ」が親しまれていることが窺えますね。

さて、今朝は「クマンバチ」をテーマにした曲を練習している生徒のレッスンを行いました。
ハチが楽しそうに飛んでいるイラストからは、それが文字通りの「クマンバチ」であるのか、本当は「マルハナバチ」が正しいのかは判別できませんでした。

「クマンバチ」は4月頃になると「ハナバチ」となり、ミツバチと同じように蜜を集めるために飛び回ります。「大きなお腹と小さな羽での飛行は不可能ではないか?」と言ったところ、その子どもは「いや、羽をたくさん動かせば飛べる!」と反論してきました。(笑)

クマンバチがどうして飛行できるのかについては、未だに解明されてない部分が大きいのです。しかし、彼らの行動を見ていると、自然の摂理と人知を超えた能力に頷かされます。

「羽をたくさん動かせば飛べる!」と言い切ったこの幼い子どものように、最初は無理だと思われた曲でも諦めないで練習したら、きっと弾けるようになりますよ!


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