日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

エディション

「同じ曲なのに、出版社によって楽譜が違う。どっちが正しくてどっちが間違いなの?」という質問を受けることがあります。
レッスンでは「よく楽譜を見て弾いて。」などと言われるわけですから、もっともな疑問ですね。
このように、「エディション(版)によって書かれている音などが違う」というのは、ショパンの作品の中でとりわけ顕著にみられます。
それは、彼は自分の作品の多くを、フランス、イギリス、ドイツからほぼ同時に出版したということにもよります。楽譜ソフトなんかない時代ですから、印刷のもとになる原稿が3つ必要だったわけです。その際、自筆譜のほかに写譜家による筆写が行われたり、それに改変が加えられたりするうちに沢山の細かい違いが生じました。
又、ショパンはレッスン中に書き込みをすることがあり、それを参考にした楽譜も出版されました。
加えて作曲家の死後、多くのピアニストや音楽家が、自らの考えをショパン自身によるものと区別しないで印刷したことも理由のひとつです。
様々なエディションに触れることは、ショパンの音楽をより深く表現するのに役立ちますよ。




↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓
↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント