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ゼロの起源

ピアノを習っている方々は、「音程」ということを先生から教わっていますよね?
音程では「1度」が最低の数字ですが、「どうして0度じゃないの?」という質問されることがあります。
私はインターナショナルスクールでピアノを教えていますが、国籍を問わず多くの生徒が、「2度」のことを「1度」と即断してしまうのです。
実は、これは現代人である私達が正の数と負の数を知っているがために、ゼロのない世界を理解するのに時間がかかるということなのです。
ゼロという概念を学問として確立した国は、インドです。
インドでは2世紀頃に「うつろな」等を意味するサンスクリット語のSunyaが「ゼロ」や「無」を意味する言葉として使われていたそうですが、その頃はまだ数字として扱われていたわけではなかったのです。
7世紀に、数学者・天文学者であったブラーマグプタが、自らの天文に関する著書「Brahmasphuta Siddhanta」(宇宙の始まり)の中において、「0(ゼロ)と他の整数との加減乗除」について論じたことが、「数としてのゼロ」(数学的演算の対象としてのゼロの存在)」を確立させました。
「アラビア数字」というアラビアからヨーロッパに伝わった数字の起源が、実はインドにあることも興味深いですね。


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