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交響曲第0番と00番

昨日のブログ「ゼロの崩壊」の中に、「ヨーロッパでは0という数字が敬遠されてきた経緯」について書きました。
しかし、「交響曲第0番」という曲があることをご存知ですか?
作曲家アルフレート・シュニトケは合計10曲の交響曲を残しており、学生時代の習作的位置づけの作品であろうと思われる最初の作品が「第0番」とされています。
ブルックナーの交響曲第0番はシュニトケのケースとは異なり、第一番創作後に書かれたため「第2番」となる予定だったのです。しかし会心の出来ではなかったからか正式に発表されることなく、「0番」として譜面が残されています。
ブルックナーが遺した「交響曲マイナス1番」というと、存在することすら知らない人も多いようです。彼は晩年になると、若い頃に書いた彼自身の不作な作品を破棄していますが、習作的作品であったにもかかわらず破棄を免れてきた交響曲があるのです。それが多くの交響楽団によって演奏されたことにより、「第00番」または「マイナス1番」として音楽愛好者の間で認められるに至ったのです。
マイナス番号は「音楽」だけでなく、あらゆる分野において非常にレアなものです。


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