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俳優と演奏家

最近、エキストラとしてテレビデビューした生徒さんから、放映についての連絡をいただきました。
エキストラと言ってもセリフがあるドラマや、キャストに名前が載っている作品もあり、今年に入って収録した作品はかなりの数に上ります。
ワークショップに参加なさったときに、「俳優というものは「人に非ず」と書くとおり、人が持ち合わせないところで優れているべきなのだ。だから私は、俳優という職業の人のことを好きではない。」と言われたのだそうです。
ピアノの演奏について私は恩師から、演奏者と俳優の接点について聞かされたことがあるので、今回の話には「なるほど」と頷きました。
現代では「俳優」とは、「舞台やテレビ、映画などで演技することを職業とする人」という意味ですが、もともとは、古事記や日本書紀にも登場する古い言葉で「わざおぎ」と読まれていました。
歌や踊りなどで神様を楽しませる人を指すもので、神に芸を披露することによって豊作などの祈願をするのが役割だったのが、徐々に「役者」と同じ意味で使われるようになり、江戸時代には両者の区別はなくなっていたとされています。
これは、「役者」が演目の中で、歌や舞踊を披露することが当たり前になったためというのが通説です。
かつては「演奏家」という職業が存在しなかったこと、時代とともに分業化が進み「音楽家」の中でも専門が分かれていったことに似ているなあと思わされました。
今後ますますのご活躍をお祈りしています。


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