アウフタクトの真意
生徒さんから寄せられる質問の中で多いものの一つに、「不完全小節から始まる楽曲(弱起)の弾き方」があります。
これは「アウフタクト auf takt」と言われるもので、英語では「Up beat(上に)」と訳されます。
「上 Up から下 Down へ」、つまり「エネルギーが働くイメージですから、「弱起」弱拍は弱いのではなく、むしろ実際の演奏では、濃密な音で強く演奏されるべきだということになります。
次の拍への強いエネルギーを持つ音であるという連続性の中で解釈されるものですから、決して「弱起」=「弱音で開始される」とはならないのです。
音楽の世界には明治期に輸入された言葉も多く、現在使われている用語の中にも誤訳や誤解が含まれています。
日本語そのものも明治時代であった当時とは、言葉の持つ意味が変わっているはずです。
ですから、音楽用語を理解するときには、表面的な訳語ではなく、音楽用語の根本に立ち帰るということが大切になってきます。
https://wisteria-piano.com/index.html
レッスンにご興味のある方は、上記URLのお問い合わせページよりお気軽にご連絡下さい。当教室は、「対面」と「オンライン」の両方に対応しております。
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