日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

語学とピアノ

私は学生の頃、恩師から「外国語を学びなさい」と勧められていました。
それは、西洋音楽の持つイントネーションやリズム感、言語の持つ意味合いを習得するには、楽器に向き合っているだけでは不足しているという理由からだったと思います。
また、某音大の先生が、ドイツ語を話すときと日本語を話すときの身体の作用について、腹筋を中心として研究報告を出されました。それによると、日本語を第一言語とするというだけで、西洋音楽をピアノで演奏することが不利であるとのことです。
また、「母音を多く含む日本語を喋る私たちは、平坦な演奏をしがちであるが、欧州圏の言語を話す人々は、音楽の持つ抑揚を幼少のうちに自然と身につけている」という別の先生の講義を受けたことがあります。
現在、私の生徒の5割は日本語以外を母国語とする人々で、その中には、初めて日本の地を踏んだという方々も少なくありません。
私が英語で外国人を教え始めたのは20年ほど前になりますが、その頃は、上記の講義内容を信奉していたため、彼らの持つ先天的な音楽的イントネーションに期待していました。
しかし、指導経験を重ねるうちに、必ずしもそうでないことが分かってきました。
そして、「音楽には、言語による差別はない。」という信念を持つに至りました。
ピアノを演奏するには、様々な外部要因が大切になってきます。ですから、言語の問題は、その中のひとつに過ぎません。
何かに偏ることなく、広い視野のもとにバランスよく音楽を続けて下さいね!




↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓
↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント