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母の手伝いに思う

私は残念なことに母親に比べると体力がない。母親は叱咤激励のつもりで指摘しているのだろうが、頑張ろうという気になるどころか、どんどん憂鬱になってくる。なんと言われようと戦中派に比べると体力気力ともふにゃふにゃなのだ。ぐりぐりとえぐられてすっかりふてくされた気分になって、ふと、自分は生徒に同じことを言っているのではないかと反省した。

子供の頃とりたてて他の生徒より体力がないと思ったことはないし、むしろ丈夫なほうだと思っていた。最終的に風邪をひいてしまうのであるがいつも風邪をひくのはクラスの終わりの方だった記憶がある。だから最後まで頑張ってウィルスと闘っていた自負があったのだが、家族の中では一番若い私が真っ先に風邪をひくのである。そこで始まるのが父親の雷。おまえの育て方が悪いから子供が風邪をひくんだと母親は父親にからまれ、熱を出して寝ている私は、日頃の生活態度がなっていないから風邪をひくんだと怒られた。大好きな食べ物を作ってもらってちょっぴりうれしかったという記憶は全くない。

先日母親の荷物持ちをかって出た。手ぶらで歩き回る母親の後をコルセットで完全武装して荷物を両手に付き合ったが、ばててしまって家に帰ってから昼寝をさせてもらった。それが非常に気に障ったらしく、「こんなことで横になるなんて。母親の私が横にならないのに。」とからまれた。私にしたら、何十年も自分の子供を見ていて体力があるかないかくらい知っているだろう、今更指摘するなよの気分である。ちゃんと自分の生活を見直して改めるべきところを改めなさいということなんだよなあと思いつつ、うるへ~とふてくされる。

やってもできない子供は存在するし、そういう子にがんばれ~と言い続けても追い込むだけだ。今現在の練習時間を聞いて「それじゃあ1日5分練習時間をふやしてみて。来週どれくらい変わるか試してみようか。」と言ってみたり、「どういう練習の仕方してるのかな?やり方が悪いと、時間かけて練習しても上手にならないこともあるから、練習の仕方教えて」などと声掛けをしてみるが、根本的にそういうことではないのである。私が大した努力もしないで体力のないままでいるのと同様、彼らも私と同じタイプなのである。そういう子供達に練習せえとあの手この手を使うよりは、毎回ピアノって楽しいと感じてもらう方がよっぽど大切なことなのかもしれないと反省した。変化球を考えねば。


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