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辛口ご遠慮くださいって何?

インターネットで調べものをする方は多いと思うが、私はよくQ&A タイプのサイトで調べ物をする。いくつか知っているので、気分によって見るところが違う。先日ベネッセのウィメンズパークを眺めていたら、「辛口ご遠慮ください」という見出しに遭遇した。不思議に思って読んでみると、辛口のコメントは正論であっても受け止めるだけのキャパがないからやめてくれということらしい。

ここで私の頭は「?」で一杯になる。アメリカのサイトはFACEBOOKで代表されるように実名登録がほとんどだ。最近は絶対ではなくなってきているらしいが、ちょっと前までは、匿名の場合は、匿名と書いた後にチキンと同義語のcowardをつけて書かなくてはいけないサイトもあったくらいだ。このcowardという言葉には「弱虫」「臆病者」の意味だけでなく、場合によっては「ひきょう者」と訳した方がいい言葉だ。自分の言動に責任を持つという姿勢がこんなところにも表れている。

一方、日本のインターネット社会は匿名制が定着している。匿名なので調子に乗って悪ふざけをしたり、誹謗中傷したりするヤカラもいる。他の国に比べて自分に自信を持てない人が多いのかもしれないし、その昔の五人組や、地域社会を維持するために何よりも調和を重んじて生きてきた名残なのか、他人と違うことがまだまだ許されないのかもしれない。

なんとなく、お酒の力を借りないと何かできなかったり、痴漢という人種が存在するのとよく似ているような気がする。正々堂々と等身大の自分をさらけ出すのが苦手なのが日本の特徴なのかな?奥ゆかしいと表現すれば肯定的に聞こえるかな?

とにかく、匿名制が定着していて、私はそれはある意味良いことだと思っている。どこのだれだかわからないから恥ずかしがる必要もないし、不特定多数の人に広く意見を募ることができるからだ。匿名だから、歯に衣着せぬ率直な意見にも巡り合える。顔を突き合わせての会議だったらお行儀のいい返事しか聞けないようなことでも、ばっさり本音が書かれてあることもある。肩書きもないから偏見なく意見を読む気にもなる。にも関わらず、日常生活ではめったに出会えないそんな貴重なチャンスを、「辛口ご遠慮願います」と言って自ら捨ててしまうなんて...

と、思いつつ、ウィルスも怖いのし、匿名にも関わらずビビりまくりでもっぱらネットサーフィンばかりしているcowardでございます。


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