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雪かき

子供の頃からなぜか雪かきが好きだ。母親が1年に1回はぎっくり腰で寝込むので、勝手に自分の仕事と決めていた。路地の舗装工事以来完璧な雪かきをするようなったお隣さんに合わせて、私の仕事ぶりも潔癖症並みになった。車を運転しない母は春になれば黙っていても雪は融けるよと呆れる。

玄関周りと、生徒さん用の駐車場と、裏庭と雪かきするので、ご近所には申し訳ないが公道の方はおろそかになってしまう。

春先の氷割も大好きだ。氷になってしまった雪をパカパカ割ると、水たまりに溜まっていた水が勢いよく流れ出す。ダムが決壊しただの、運河だの言って遊んだものだ。あんなに楽しいことを知らないなんて.....

先日も手術以来雪かきの必需品になったコルセットを締めていそいそと出て行ったら、用務員さんが氷を割っていらしたので、その氷をどけて水を流すことにした。路面が傾斜していて大洪水になる道路なのでそれは面白い作業だ。下校途中の生徒達もおもしろそうに見ている。やってみたそうにしている子に手伝わせることにした。こんな水遊びみたいなことをしてお手伝いなんてよい機会ではないか。「ほら、これ持ってお水流して」とシャベルを渡したら、やったあと言わんばかりの様子で手伝ってくれた。しかし、現代っ子らしく家の手伝いは何一つやっていない様子。下流から上流の方に水を流してみたり要領を得ない。しかしまもなくコツをつかんで上手に水を流し始めた。かなりの水が下水口に流れてとてもよいお手伝いになった。「一段落したら帰る~」と言う子供に「そうだね、手伝ってくれてありがとう」と言って、ちょうど教室の前を通るときにお手伝いのご褒美を持たせた。

子供は「知らない人から物をもらっちゃいけないって」と家人から教わったことを私に伝える。私もそう教わったし、教室の子供たちにもそう伝えている。「おばちゃんここに住んでいるんだからどこのだれかわからない人じゃないでしょ?それにお手伝いしてくれたご褒美だから、ママにちゃんとお話ししてそのお菓子見せてあげたら怒られたりしないよ」と小分けに包装された雛あられを持たせてやった。困った様子で消え入りそうな声で「ありがとう」と言うと元気に駆けて行った。

こういうことが地域で子供を育てるということではないかと思っているがいかがだろう?とは言っても、そうやって巧みに子供を騙す輩はいるし、給食を食べてショック死するアレルギー体質の子供もいる時代、難しいだろうなあ。


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