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夏休みの過ごし方

最近はピアノ教師が自分に関係する演奏会関係のチケットを門下生に負担させることは少なくなってきているようだ。しかしながら、そのせいもあってか子供達が演奏会に足を運ぶ機会は減っているようにも感じられる。それをふまえて夏休みは是非演奏会に行って欲しいものだ。
 
以前は恩師がリサイタルを開くような場合、門下生はチケットを数十枚割り当てられるものであった。要領のいい人は売りさばくし、友人関係が壊れるなどと懸念する人はチケット代は自己負担して無料で配ったりすることが多かった。私の恩師のように生徒に負担させない先生もおられたが、そういうタイプの先生は現代に比べれば少なかったような気がする。
 
しかし、同じ理由で、ピアノを習っている子供達は今より演奏会に行く機会が多かった。恩師のリサイタル、恩師が属している協会の音楽会・勉強会のたびに、チケットが回ってくるわけであるが、今ほど娯楽があるわけでもなかったし、勉強でもあるし、生徒達も音楽会にせっせと足を運んだものだ。大学の時に、月に何回演奏会に行くかの問いかけに、月に3回以上足を運ぶ学生がたくさんいて、教授が大変喜んでいらしたのを記憶している。
 
私自身盛岡に帰ってからは、県民会館やマリオスに行ってはちらしをもらってきて生徒に配る。少しでも生の音楽に触れてほしいからであるが、果たして行ってくれているかどうかは、発表会のときくらいしかお会いしない父兄もおられるので、正確な数は把握していない。
この間の演奏会行ってみた?とさらりと聞いてみるが、中には演奏会らしい演奏会に一度も行ったことがない生徒もいる。びっくりだがチケットを強制的に購入させて行かせるわけにもいかない。(というかしたくない)
 
季節は夏休み。音楽雑誌を見ると、関東や音楽教育が盛んな地域では、色々なセミナー、ワークショップが目白押しだ。安価な運賃で、著名な音楽家の教育が受けられる会場までたどりつけること、子供達のモチベーションを刺激する要素がいっぱい転がっている環境は、地方にいるとうらやましい。
 
最近は、学校の勉強が忙しくて演奏会どころでない生徒が多いようだが、せめて長期の休みのときくらいは、演奏会に行ってみるなど、普段忙しくてできないものにとりくんでもらいたい。別に演奏会でなくても、レンタルCDを借りてきて聞きまくるのもよし、you tubeですばらしい演奏を見るのもよし、お金をかけなくてもできることはいろいろある。
 
震災復興、リーマンショック以来の不況でそれどころでないのも十分理解できる。しかし、子育ては何人子供がいようとも、一人に対し1回しかできない。大切な時期を大切に過ごしてほしいものだ。


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