練習してないのに、ピアノが弾けた理由

山形　尾花沢市・舟形町ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。





子どもたちが疲れている話を

連日書かせていただいてますが





そんな中で

「えっ・・ホントに？？？」

と驚いたことがありました。





お休みした分の補講といつものレッスンが

「金曜」「土曜」と連続になった生徒さんがいました。





「金曜」はおとといの記事でも書いた通り

すっっっっっごく疲れている・・・





集中力など1秒も持たないような

そんな状態だったんです。

当然、曲も弾けません。




レッスン内で練習しようにも

楽譜を目で追うことも

なかなか難しいような状態。




アレコレやってみましたが

今すぐ寝られるくらい

あくびの連発でした。





それが金曜日のことです。











次の日の土曜日の午前中

その生徒さんのレッスンでした。




なんと！

昨日メチャメチャだった曲を

スムーズに弾いたのです！！




「〇〇ちゃん、すっごく上手くいったね！」

「昨日練習したの？？」

「それとも今日来る前に練習したの？？」




と聞いたんです。




「練習してないよ」との返事。




これにビックリたまげまして。

だって昨日とは別人だったから！！









金曜日の演奏は

つっかえつっかえ、何とか最後まで弾く

という状態。




それが次の日の午前中には

多少のミスはあっても

とってもスムーズに弾けたのです。









その子の自宅練習のルーティーンから考えると

練習する時間をどこで取れたのかが疑問でした。

だから、どのタイミングで練習したのかを聞いたのです。





「練習している」ことが前提で聞きました。

何度も言いますが

だって別人だから！！！




土曜日は、金曜日と違って「元気」でした。

たくさん寝たのだそうです。

夜の10時から、朝の７：４４まで寝たそうです（笑）




たくさん寝たことで元気になり

集中力が満ち満ちていた。




だから、練習していないのに

「集中」によって「楽譜を読み進める力」も「それを指で音にする力」も

まるで別人だった。




睡眠が体にも心にも影響することは知っていましたが、

ここまでの差が出るとは

本当に驚きました。










ピアノは「指を動かすこと」が主なことと思われがちですが

その指を動かすために

「脳の反応が良いこと」が必要です。




脳がボーッとしていると

手は「誤作動」が起きたり

「動かない」ことが起きます。




これは普段のレッスンでもよくあることなので

指を動かすことと脳を反応させることは

セットで行います。




そうするとうまく弾けるのですが

ここまでの振り幅は初めてで

「練習した」のだと思いました。




しっかり睡眠を取った後は

頑張らなくても上手くいったりするってことですね。
（練習しなくてOKということではなくw）




逆にいうと睡眠不足の状態が、

やらなくて良い努力を求められたり、

「上手くいかない」と勘違いして練習することに繋がる。





ものすごく勉強になりました！！




「疲れ」と「睡眠」が『集中力』に直結していることを

目の前で見せてもらいました。




寝る時間を削って何かを頑張るって

実はとっても危険ってことですね。




これはピアノ練習に限らず

勉強にも仕事にも、

生きていく中で大事！




身をもって教えてくれた生徒さんに感謝！！

他の生徒さんに伝えます♡




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