50年の日本滞在から母国ドイツの老人ホームへ ♪

朝のウォーキングで知り合った

ドイツ人のお友達が国へ帰ります。




旦那様の都合で日本に来られて、50年。

その旦那様とは離婚されて

彼がドイツへ帰った後も一人

日本に残っていた彼女。




大学で教えていたこともあるので

日本語の会話はかなり達者で

私との会話はもちろん、日本語。




ただ、日本語で書いたり、読んだりすることは

できないので、メールなどは英語で

やり取りしていました。




ある日、別の友達からLINEが届いたんです。




「今月、ドイツに行っちゃうの知ってる？

もう知ってるかな、思いつつジャストインフォ

です」




もうビックリ！

２年前は毎朝歩いていました。

でも、その習慣が途絶えて、１年以上。




彼女は愛犬の散歩に毎朝夕、歩いていました。

そんな時に、会って、話をするようになり

「美味しいコーヒーあるよ。ウチ来てよ。」

と家へお邪魔したことも何度か。




お花を一輪買って、お別れを言いに

出国前夜、彼女の家に行きました。

初めて息子さんにもお会いしました。




話を聞くと、半年前からかなり

認知症が進んできたようなのです。




それで納得しました。

前に久しぶりに会った時に

私の名前もはっきり覚えていなかったんです。




一人でここで暮らすのは心配という

ことから、ドイツの老人ホームに移ることに

なったそうです。




息子さんは半年かけて

愛犬も一緒に暮らせる施設を探して

やっと見つけられたとのこと。




日本に住んでいない息子さんが

何度も日本に来て、母親を見舞い

またドイツに行っては、ホームを探した

半年。




ドイツに住んでいるのならまだしも

彼も他の国から探しに行くのは

本当に大変だったと思います。




一方、母親の彼女は今も日本に居たい

帰りたくない、寂しい・・・と

言い続けている状態。




それでも出国です。

元気にあちらでも楽しく暮らしてほしいな

と思っています （╹◡╹）　





＊11月3日にリサイタルをすることになりました。

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