本から学ぶこと

磯子区・中区　市原ピアノ・リトミック教室の、市原君枝です。






「気になる子へのピアノレッスン」を読みました。



一般的なピアノ教室における障がいを持つ子どもたちへのレッスンについて、そのポイントや事例を、具体的にわかりやすく記述。また障がいについての基本的な情報、特にピアノ教室でも接することが多いと思われる、自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害について、知っておきたい特徴も紹介。



ムジカノーヴァ連載もされる、福田りえ先生のご著書です。
横浜で発達障害などの生徒さんのピアノをたくさん指導されています。



「できなかった」ことを「できた」にして自信につなげるレッスン、具体的な生徒さんの様子、必ずやっておきたい準備のこと、考え方にいたるまで、福田先生の実例を示してくださり、学ぶことの多い１冊でした。





わが教室には、在籍15年になる知的障害をお持ちのMさんという40代の女性の生徒さんがいらっしゃいます。


ご縁をいただき、15年ほど、ずっと通われています。
音楽が大好きで、ピアノも大好き、歌うことも大好き、初見が得意というお嬢さんに育たれています。



私は音楽療法の専門家ではないのですが、こうやって通っていただくうちに、Mさんの特徴や魅力などがわかり、その明るいキャラクターは、発表会でも大の人気者です。


音楽が生活の質を大きく豊かにして、少しでも生活の心の支えになればいいなと願いながらの指導です。豊富な経験者の方のお話を聞かせていただき、学び、良いと思ったことは取り入れさせていただきます。