続・本から学ぶこと

磯子区・中区　市原ピアノ・リトミック教室の、市原君枝です。




角野美智子先生のご著書を読みました。
多くの優秀な生徒さんを育てておられる、憧れの指導者の先生です。
ご存知の通り、ユーチューバピアニスト「かてぃん」さんのお母さまでもあります。




ー「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方ー

ピアニスト角野隼斗の母にして、コンクール入賞者を延べ100名以上輩出したピアノ指導者である著者による、「原石を磨く」子育て論。




本を手にしたとたん、大きな、やさしい気持ちに包まれ、小さな子どもさんの時から、ご自分のお子様や生徒さんの気持ちにとことん寄り添ってこられた角野先生の日々の様子が伝わりました。

ピアノ指導者として、生徒さんがコンクールで賞をとったり、音大に合格したり、実績を出せるのは理想です。角野先生の場合は、思春期の生徒さんの反抗期を次のように次のように記しておられます。

「自分自身の子育てから学んだことは、“親が習わせたピアノでそれまで十分な結果をだしてきたのであれば、親はむしろ子どもに感謝すべき”だろう」

子どもさんが小さい時、素直に親のいうことをよく聞いてピアノの練習をするタイプの場合、思春期に迷いが生じることがあるものです。そのことを、大人や指導者は、「反抗して困る」ではなく、「大人になる時期が来た」と、本人が答えを出すまで待つ・・・と記しておられます。




私の理想の考え方なのです。
すっかり感動してしまいました。