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音符を書くときは斜めの線で

小さな生徒さんが初めて音符(♩)を書く時に、黒い楕円の部分は、塗りつぶすのではなく、右上から左下への短い斜めの線で書く方法を伝えます。

桐朋の音楽教室でも初めて書く時から取り入れており、とても良い方法だと思います。

例えば、聴こえたメロディをさっさと書き留める時にも、斜めの線であればを五線譜を完成させる事がとても容易になります。

専門に学ぶ場合は、必ずこの書き方を学びますが、小さな子供の内からも、又、趣味で学ぶ場合にも、黒い音符を塗りつぶさずに、さっと斜めの線で書く方法にはとてもメリットが有ります。

年齢の低い時期は太めの五線譜に音符を書きますから、その太さに見合う大きな音符を黒々と塗りつぶすには、かなりの時間を必要とします。これはもったいない事ですし、塗りつぶす努力が音楽に是非とも必要かというと、これもまた疑問に思います。

一方、子供に取って、音符をさっと斜めに書き記す事が、どのように感じられるのか、違和感を感じはしないか、と心配に思われるかもしれませんが、私の今までの経験では、〈1つの約束ごと〉としてすんなりと受け入れてくれています。

「今後、学校で音楽の先生のご指導で書く事があったら黒く塗ってね」とお話すると、「わかった!オッケー」とか、「めったに書かないから大丈夫!」等々しっかりした返事が帰って来ます。

毎回のレッスンの中で、ピアノに多くの時間を使いますから、書く時間はほんの少しです。それでも1年~2年と続けている内に、口ずさみながら、音楽の流れる速度で音符を書いて行く様子が見られるようになります。
真剣ながらも、とても楽しそうです。

〈音符を書くこと〉が目標ではなく、書くことによって、譜面や音楽への理解が容易になることが目的です。その上で、書くことが楽しい!と感じられるように、レッスンの進め方を工夫して参ります。


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