日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

基礎から学ぶとは?

何事にも基礎が肝心!とは良く聞く言葉ですよね。
では、ピアノの基礎を学ぶとはどういう事でしょうか?
楽譜のドレミが読めて、鍵盤のドレミを間違いなく押せる事でしょうか?

さあ、これが基礎です!と風呂敷を広げるように並べる事は難しいのですが、小さな生徒さんが初めて1つの音を鳴らした時から、それは始まっているように思います。

生徒さんが先ず1つ音を出してみた時に、どの様な手の形で鍵盤に触れるのか、身体全体をどの様にしているのか、その時にどの様な音が出るのか、それらを注意深く観察します。

頃合いを見て、使っている指をどの角度にしたら良いのか、使っていない指をどうしたらリラックスできるのか、身体の重心が良い場所に来る様にどう座ったら良いのか、等を生徒さんの身体の特徴に合わせて、少しずつお伝えして行きます。堅苦しい話にならないように、楽しんで色々試せる様に心掛けています。

たった1つの音でも、上手く身体を使えた時と、そうでない時の音の違いを聴き分けられるように誘います。

生徒さんが初めて2つの音を同時に鳴らした時にも、主要なメロディと、そうでない方は音量も質感も変える必要が有りますから、それぞれの指を違う様にコントロールできる事をお伝えします。

小さなお子様でも、「こんな風にやってみて」と伝えると楽しんで真似をして下さいます。
2つの音を聴き分けてコントロールできる事が、いずれショパン等を弾く様になってから、沢山の音を同時に鳴らしてもバランス良く響かせられる力に繋がります。

難しい曲を弾く様になってから、初めて手腕や身体の使い方を習ったり、細かく耳を澄ます方法を習得するのは、大変な困難が生じますので、一番簡単な事をやっている時に、そのエッセンスを込めてレッスンをして行く事が大切だと感じます。

既に、色々な曲を弾かれる様になってから、改めて、細かく基礎を学ばれる場合は、少し易しい曲に戻して、楽な状態で学ばれるのが良い方法かとも思います。

何事も、これで完璧!という事は無いと思いますので、私自身も、常に基礎的な事には立ち戻って学ぶ日々です。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

最新情報:ただいま、生徒募集は行っておりません



<< 前のページに戻る ↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント