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第39話 ピアノに初めて触れた1年後に保育士試験合格

受験や資格習得といった明確な目的があって、レッスンに来られるかたも
少なくありません。
その場合指導する側としては、当然ながら生徒さんが1番欲しいものを手に入れられるように、
全力を注ぐことになります。
でもそれは時として手に届きにくい高い所にあったり、私に与えられる時間が
あまりに少ない時もあります。
一緒に頑張ってきた受験生はみんな大変な努力家ばかりですが、今日はその受験生の
中から7月に保育士試験に合格された人のことを書きたいと思います。

ここ数年、私にとって「難題」であるケースが目立ってきています。
今回の受験生も間違いなく難題でしたが、
努力を重ねられた結果、資格を手に入れることができ、
今はすでに保育士としてお仕事も始められています。

その生徒さんは私より少し歳上のかたで、体験レッスンに来られたのは
昨年5月末でした。ピアノは弾いたことがないとのこと、そして指の関節には
不調も抱えられていることがわかりました。
私が担当するのは2時試験の中の、課題曲の弾き歌いでした。しかしそれは
1次の学科試験で、全ての科目で合格点を取れていないと2次試験に進めない
仕組みになっています。
そして1次試験は2日にまたがって行われ合計8時間もかかるもので、時間を聞いただけでも
覚えることがいかに多いかがわかります。

弾き歌いの課題は、調や伴奏は公開されている楽譜から変えても良いことになっているので、
どういう伴奏形が弾きやすいか、などなど探りつつ、対話しながら何度か手直しを加えて
書き換え生徒さんに手に合うようにし、試験時に使う楽譜を決定しました。
またご希望に沿って、歌唱指導メインの日も設けました。透る声の出し方、
聞き手に歌詞の意味が伝わる歌い方、ブレスのしかた、表情、目線の配りかたや
タイミングなど。

そして何と言っても、アクシデント対策です。
本番では練習通りにいかないことが普通!と心得て、起こりやすい
アクシデントを予測し崩れないための練習を重ねたり、模試の場を何度か設けて
毎回の不具合部分を検証し、緊張感のある中で力を出せるようにして本番に備えました。

今回も感動的な合格でした。
ご自愛忘れずに、ご活躍をお祈りしています!


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