間違えたらだめ?

ピアノの演奏で、
間違えたら、だめ!
ですか?

答えはNOだと思います。
もちろん、ボロボロ間違えてしまっては、作曲者の曲ではなくなってしまいますし、練習の段階で ミスなく弾けるように練習を積み重ねていく必要はあります。

例えば、発表会が近づいてきているのに、直前になっても譜読みが半分も終わらないというのはまずいですね?
間に合うように、そしてこのぐらいの期間があれば弾けるであろうという選曲をし、レッスンでもあと何回のレッスンだよと毎回毎回毎回お声かけても、前の週と同じところが改善されていなければ、本番はミスなくどころか、楽譜を広げてたどたどしく譜読みの延長みたいな演奏をするしかありません。
こういった場合には、ご家庭でのご協力もことさら必要になりますが、そうではなく、目標目的に向かってきちんと練習している場合。

間違わずに無難に平坦に弾いても上手な演奏にははなりません。
ニュアンスや色彩など、書かれていることを汲み、自分で表現して、初めて完成に近づくわけなので。

そんな場合の、ご家庭での練習のアドバイスのひとつは

間違えないくらいやりなさい
10回やったら終わっていい
ほらっ!そこまちがってるっ!

そんな声がけではなく、どうしてそうなるのか、自分で考えなさい、とお話ししてみてください。
レッスンでは、たくさんの質問をします。
どうして?どうしたらいい?どうおもう?
押し付けられた音楽を、言われたままに弾くだけだと、近い将来 飽きます、必ず。
レッスンがない夏休みとか、お引越しをして新しい先生が見つかるまでとか、一人で練習しなくてはならない期間も、これなら乗り越えられますね。

間違いを恐れず、どんな音楽を奏でたいか、よーく考えて 工夫しながら練習してみましょう。

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