329回目のブログ

「私のこと―ピアノを弾くことー音楽と向き合う時は？　などなど」Vol.119

　「いかに楽器のテクニックを身に付け、それを向上させていくのか？」について、お話をしています。
　私自身のことについての続きをお話しいたします。
　ショパンのエチュードを中心に、テクニックの向上を目指して、日々、練習を続けています。最近は、これだけではなく、実際に演奏会で取り上げることの出来る、伴奏のパートにも目を向けて、そこに与えられたテクニックの問題点に着目して、テクニックの向上を目指しています。また、練習曲ではありませんが、モーツアルト作曲「キラキラ星変奏曲」にも取り組んでいます。この単純で、決してごまかしがきかない作品故に、とても緊張感を持って、取り組んでいます。
　「キラキラ星」のテーマに続き、第一変奏は、右手の細かい動きで出来ています。いかにこの細かい動きの一音一音の「粒」を揃えて演奏しなければならないのかが、大きな課題であります。この動きは、左手の正確な拍に刻まれて動きますが、決してその拍節を感じさせないように、とても滑らかな動きが要求されています。