「芸術手記」アイリメンバー・クリフォード/楽器の違いによる表現方法とは？

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秋の夜長はやはりJAZZの名曲。


＊「アイリメンバー・クリフォード」。

　　I remember Clifford

邦題：クリフォードの思い出）

＊ベニー・ゴルソン作曲（1957年）


＊クリフォード・ブラウン
（1930年10/30-1956年6/26　満25歳没）。


50年代後半のモダンジャズ期に活躍した
天才トランぺッター。


移動中の交通事故により
25歳の若さでこの世を去りました。

天才の死は、
多くのミュージシャンに影響を与えました。


この名曲を表現の違い（楽器の違い）で、
聴き比べを楽しんでみて下さい♡


◆リー・モーガンの演奏で↓

　トランペットの名手です。
管楽器は「人間の呼吸」で演奏します。

打楽器であるピアノよりも
人間に近い楽器です。

特に
「呼吸＝息」で音を出すトランペットは、

フレーズと、
（一息で吹いて創るメロディーライン）

次のフレーズとの
「息つぎ＝ブレス」などを、

意識的に聴き分けると
とても勉強になります。



◆次は「打楽器」であるピアノ演奏↓

歌・トランペット（管楽器）よりも
人間から遠い楽器です。

横につないで創るメロディーラインが
打楽器である為に、
とても難しい楽器なのです。

JAZZピアノの名手
キース・ジャレットの演奏↓

１つ１つの音の「余韻」の素晴らしさと、
横につなぐフレーズの創り方の素晴らしいが、
素晴らしい演奏です。



◆ヘレン・メリル/ＪAZZボーカルで↓

歌（ボーカル）は、
人間に与えられている楽器（声帯）です。


打楽器のピアノで最も難しいのは
このボーカルのフレーズと、
長音（ロングトーン）の表現方法です。

特に長い音は
ピアノは弾いたら最後、

音はどんどん弱くなり
長音をコントロールする事は出来ません。

これが打楽器であるピアノの
デメリット（欠点）なのです。

逆にボーカルでは
長音を自由にコントロールできます！


名歌手の歌う名曲の
長音とフレーズの素晴らしを聴いて下さい



名曲を多くのミュージシャンが
カバーする。

名曲であるがうえに
各楽器のメリットを生かし

「より名曲」に仕上げています！


楽器の違いとそれぞれの良さを
お楽しみ下さると嬉しいです♡

◆こちらもぜひ↓
【芸術手記】キース・ジャレットのバッハは？

。。。。Good Luck 。。。。。。。。。。。


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