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♦️音楽の花が咲く

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。

かなり昔の話です。

家族3人でピアノを習ってくれている生徒さんがいました。

一人っ子の男の子は、
茶目っ気のある、面白い子で、私は、その子とのレッスンが、
大好きでした。


いい意味で、ふざけながら、じゃれ合いながら、
愉快なレッスンでした。
時々、脱線して、いきなり謎々を言ってきたりしましたが、
その分、頭の回転も良くて、
ピアノもよく弾いてくれるので、
毎回のレッスンが楽しみでした。


所が、
ある時、お母さんから、電話があって、
レッスンをやめると言われました。
ちょっと、後ろがざわざわしてましたが、
お母さんの口調はかなり深刻でした。
私も、理由を聞きたかったのですが、
余計な会話を出来ないような重い雰囲気でした。


しばらく、モヤモヤとした気分でいた所、
後日、またお母さんから、電話がありました。
子供さんが、小学校でいてない時間に。



それは、
やめると言った理由について、でした。


男の子が、ピアノの時に、
すぐふざけて、真剣さがないとの事で
本人のために、辞めさせる、と示すためだったそうです。

前の電話の時、
すぐそばで、男の子がやめるって言わないでって、
せっついていたそうです。




本人が、ピアノを大好きなことは母親として、
分かっているが、
やるからには、もっと真面目に取り組んで欲しいとの事でした。


本人に、よく反省させて、
冷却期間をとって、本当にやる気があれば、
再開させて欲しいとの事でした。


私も、事情を理解して、待つ事、1、2ヶ月。。。




無事、レッスンに戻ってきてくれました。
嬉しかったですね。


。。。。

私としては、
楽しいピアノが1番です。
どんな形であれ、イヤイヤじゃなくて、気持ちが入っていて欲しい。
そして、やるからには真剣さもとても大切。。。

バランスが難しいところですが、
良い時も悪い時も、調子をとりながら、
継続する事で、本当に見えてくる事もあります。
長い時間をかけないと、分からない事もやっぱりあると思います。


。。。
果たして、
また、そのご家族とのレッスンが再開しました。



男の子は、
練習もがんばってくれて、
やがて学校のイベントでは、
伴奏ピアニストをつとめるようになりました。



毎回、決まって、その子が担当するので、
ある時、クラスの女の子が、
ピアニストを交代してほしい、と言ってきました(笑)


けれど、担任の先生の信頼も厚かったので、
断ったそうです。

学校の先生は、
その子のピアノを聴いた時に、こう言ったそうです。


『 〇〇君が、ピアノを弾くと、
音楽に花が咲くね。。。』



嬉しいじゃないですか。
私としても、とても誇らしい気分でした。
本当に、その子はステキに弾くようになったのです。



あれから、
もうそのご家族と、連絡は途絶えてしまいましたが、
今頃、どうされているでしょうか。。。
時々、思い出したりしています。





成長したあの子の中に、
今も音楽の花は咲いているでしょうか。。。。
また、ピアノを聴いてみたいです。


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