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中学受験雑誌編集長の話を聞きに行って思ったこと。

保谷・大泉学園のピアノ教室「木村ピアノ教室」です。

先日、中学受験雑誌の編集長のお話を聞きに行ってきました。

最新の中学受験の傾向や、どのようなトレンドがあるのか、など。

当教室でも、中学受験予定の生徒さんが複数いらっしゃいますし、世の中がどういう教育を求めているのか、というのは、実際、子どもを持つ親目線としても、とても興味があります。

中でも、とても印象的だった話題をお伝えしたいと思います。

・教育で大切なことは、視点の多さ。
・人の話を聞けるかどうか。
・学び続けられるか。
・じっくり深く考えられるか。

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また受動的な学びは無くなってきている。自ら相談や質問をしに行くようになっているそうです。

これを聞いて、私が実践しているレッスンそのものではないか!と思いました。
というか、学校現場で授業をしていた20年前からそう思ってやっていました。
私は中高教諭免許を取るために大学生の時に教育実習に行き、学校現場で働きながら、小学校教諭免許を取るために、お休みを頂いて、再び教育実習に行った時のこと。

「良い授業とは、準備がとても大変で、難しいけれども、先生があまり喋らずに進めること」

と、担当教師に言われた言葉をずっと意識していたからです。

どういうことかというと、こちらが何でも答えを教えて説明してしまうと、すんなり進んでいくけれど、子どもが考える余地が無くなるし、黙っていれば、先生が答えを言ってくれるだえろう、と待つようになってしまうからです。

ピアノレッスンでは、「これって、どういうことだと思う?」と問いかけて、その場で答えが出なければ、次回までに考えて来てね、とお伝えします。その時に、先生の考えと、違うか一緒か比べてみようよ。今、先生が自分の考えを言ってしまったら、それ以外思いつかなくなるかもしれないから、次回までのお楽しみね、としています。

どうしても答えが出なくて、黙り込んでしまうクセのある生徒さんには、「黙っていても、先生は答えませんよ。先生しか聞いてないんだから、間違えても構わないから、自分の考え、思ったことを言ってみて」と伝えています。

すると、だんだん、黙り込むクセのある生徒さんも、少しずつ答えられるようになってきます。

「私なら、こう考える」「先生はこうすれば良いと思うけれど、どう?」「こんな風に演奏する人もいるよ」などと、視点は多く持てるようにして、自分で選ぶ、考えることが大切だと思っています。

昔は、先生に言われたことが絶対だったし、私の考えや意見を尋ねられるということは全くありませんでした。

けれども、それではいつまで経っても自分で考える習慣はつかないし、学び続けることにはならないと思っています。

だからと言って、好き勝手に弾いて良い、ということではありません。

演奏には、守らなくてはいけないルールもたくさんあります。そのルールを守って、さらに自分が求める演奏をするためには、話を聞くことも大切です。

・・・聞けてない人が多いですけれど。

私「この練習をしてきて、って言ったし書いてあるよね?」
生徒「あ・・・忘れてた」(←絶対に、分かってるけど、面倒だからやってなかった、という印象)

これでは、さらにレベルアップしていく、というのは難しいです。

でも、何回も言い続けますよ!!

「じゃ、忘れないためにどうすれば良いの?」
と、自分で考えてもらいます。

だいたい、子どもなりに、どうしなくてはいけないか分かっているんです。
でも、考えるのが面倒だから、言われて初めて立ち止まる、ということになります。

これは、すぐに出来るようになる人もいれば、なかなかできるようにならない人もいます。

でも、絶対に自分で考えて学べる人になった方が、実り多い人生、ピアノライフを送れると思っているので、周りくどいようですが、そのように取り組んでいます。
(絶対に先生は、コレ聞きそうだから、先に考えておこう、調べておこう、となる生徒さんもいます)

もちろん、答えを全て伝えて、コレして、アレして、こう弾いてね~と言えば、簡単に弾けるようになっていくかもしれません。

でも、私はピアノを通して、学びを深めて欲しい、と考えてレッスンしていますので、問いかけ続けます。

生徒さんに、自分で答えを出してもらいます。

受動的な学びが無くなってきていることについても、良いことだと思います。

誰かが教えてくれる、誰かが指示してくれるから、それから動けば良い、なんて時代ではありません。

レッスンの最初に「何か困ってること、分からなかったことは無かったですか?」と皆さんに問いかけています。

自分で、自分の課題を見つけて、相談して欲しいからです。

1回弾いてもらえば、何につまずいているのか、何に困っているのか、もちろん、ある程度は分かります。

けれども、こちらが言う前に、自分で分からない、困っている、に気付いてそれを言葉で伝えてもらうように促しています。

絶対に、ピアノレッスンで培った力は、これからの人生で役立つと信じています。


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