練習しない原因いろいろ

今月は、親御さんとのお話会の時間を設けています。

お家での様子など、普段お時間を取ってお話できない事を
じっくりお聞きすると、いろいろなことが分かって面白いものです。

お母さんのグランドピアノがお家にある幼児さん。
なかなか自分から練習してくれないのがお母さんの悩み。
よくよくお話を聞いてみると…
グランドピアノは、蓋が重くて自分で開けられない！
（鍵盤の蓋は軽いけれど、譜面立てを出そうと思ったらタイヘン！）
ピアノを弾きたい時は、お母さんに頼めばいいのかもしれないけれど、
子供さんって、「あ～、蓋が閉まってる…」っていうだけでヤル気がしぼんでしまうもの。
解決策は「開けっ放しにしておく！」
教室のグランドピアノは私の練習もあり、1日中開けっ放しですよ～とお伝えしました。
ホコリの掃除は週に1回です～。
彼女は翌週から、毎日練習チェックのシールを貼ってくるようになりました！

今月から習い始めた4歳の生徒さん。
お家にピアノがあるけれど、今まで自分から触ろうとはしなかったそう。
体験レッスンに来たその日から…
楽しそうに毎日触っているそうです！
きっかけが必要だったんですね～。

「今週は全然練習しなかったんですよ」と幼児さんの親御さん。
でも、今週は本人も体の調子が悪かったみたい。
その日のレッスンも、なんか集中力がなっかたし…
いろんな病気が流行る季節ですからね。そんな時もあるでしょう！
普段は良く練習しているお子さんです！

練習チェックを1日も休まず毎日つけてくる生徒さん。
ポイントが貯まるのも楽しみで、頑張っているな～と思っていましたが、
毎日練習している割には、なかなか弾けるようにならない。
お家での様子を聞いてみると…？
「毎日なんて練習していませんよ」と、お母さん。
こちらは、お母さんがお忙しくて、お子さんの練習はあまり見られないそう。
結局、ごまかしてポイントを稼いでいたことが発覚し…
こういうケースでは、
「警告していた通り、今までのポイントを全部没収します！
ポイント再開は、○○ちゃんのこれからの様子を見て先生が決めます！！」
厳しく対処しています。
ポイントは、「物」と交換できる「お金」と同じ。
ごまかして貯めたポイントには何の価値もありません。

多くの生徒さんは、
「ポイントがもらえるから練習を頑張る」という気持がありながらも、
練習や努力の大切さや、その成果の嬉しさが、小さい年齢でもなんとなく分かっています。
ただ、たまに「ポイントを貯めればいい。貯めたら○○と交換しよう！」
という気持ちの方が強すぎて、努力の本質が見えなくなってしまうケースもあります。

これから彼女はどうするか…
一度失った先生からの信頼を回復するために努力するべきなのです。
その様子を見守っています。
彼女は、小さいうちに大事なことを学ぶ機会を持てて、むしろ良かったと思います！
過去にもこういうケースはありました。
同じように対応して…
今では練習を前向きにできる、音楽が大好きでたまらない、
教室の中心的な立派な上級生です！