姫路ステップ

教室では、年に1回の発表会の他に、
ピティナ・ステップも皆さんに挑戦してもらっています。

コロナになってから明石地区のステップが開催されず、
今年も姫路まで行ってきました。

今年は、「アクリエ姫路」という新しくできたホールでの開催。
小ホールでも立派なスタインウェイのフルコンが置いてあり、
ホールの響きもとても素晴しく、
みんな上手に聞こえました～！

この日は小学生全員が参加。
（中学生は中間試験期間のため、別の日に出演します。）
「コンクールを受ける」となると荷が重いナ…と感じる生徒さんも、
ステップは、
自分の好きな曲で、（課題曲は古典曲を私が指定することが多いですが）
自分の力を試す意味合いが大きいものなので、
皆さん、一生懸命練習してしっかり仕上げて臨みます。
そして、最高評価の「S」をもらうのが目標！

今年はほとんどの生徒さんが「S」を頂けて、スゴイスゴイ！
（アドバイザーの先生方が優しかったです～）

初めてステップに出た小学１年生の生徒さんは、
「ピアノのテストってどんなの？」と意味が分かっていなかったようだけど、
前日の練習では、間違いがなかなか直らなくて大泣き！だったそう。
直前のレッスンで最後に上手に弾けたあの演奏を再現したい！って、
ちゃんと分かっているんだネ。
前日にそんなことがあったなんて全く感じさせない、立派な演奏でした！

のんびりさんでピアノ大好きだけど、
自分にあんまり自信が持てない…小学３年生は、
大好きな「フランス人形」という曲を上手に弾きたい！
その気持ちがアドバイザーの先生方に伝わったのね！
初めて「Ｓ」をもらって、自信になりました！

アニメ大好きな小学６年生。
クラシックには興味ない～
でも、課題曲は先生が決めた曲をきちんと勉強する！
と、自分の中でちゃんと決めている、精神的にも急成長してきた彼女。
自由曲のアニメ曲は「本当に好きなんだな！」と伝わるノリノリの演奏で、
彼女も、１年生からステップを受け続けて、初めて「Ｓ」をもらって大喜び！

ステップはまだ２回目だけど、
去年から３つも飛び級してグングン伸びている小学３年生。
初めて、指を速く動かす曲に挑戦。
３ヶ月間本当にコツコツと努力しました。
前日と当日は何時間も練習したって！
お母さんに言われなくても、自然と練習量が増えてきた、
目標設定力も急成長した彼女です！

クラシックをきちんと勉強することになんの苦もない、
この他の小学生たちは、
毎年「S」をもらってきたので、
今年ももらえるのか！？とプレッシャーだったみたい。
小さな心に大きなプレッシャーを抱えて、タイヘンだったでしょう…

そんな中で会心の演奏！
中には「S」を５つももらった生徒さんも！

発表会とは違って「結果」があるので、
皆さんそれぞれいろんなプレッシャーを抱えて大変だったでしょう。
それを乗り越えて会心の演奏ができた生徒さんは、
大きな自信となり、必要な努力の量を経験的に学べたでしょう！
「S」を減らしてしまった生徒さんは、
「デキテル！」って思っていた自分の甘さに気づき、
これからどうするべきか、しっかり自分で考えられる子になっていくでしょう！

まだ私が20代の頃、
「ステップ」というこんな素敵な催しがなく、
「コンクール」しかなかった時代でした。
教室に通う全ての生徒さんが、
自分の目標を持って挑戦し評価して頂ける「ステップ」が登場してから、
目標設定力、目標実現力を育てるツールとして重宝しています！