それぞれの伸び方①

生徒さんに渡す教材は、
基礎的な本
（指の本、ツェルニーなどの練習曲、
　楽典的な事を総合的に学ぶペース教育シリーズの本）
などは、だいたい皆さん同じです。
「レパートリー2曲」が、生徒さんによって様々です。

習い始めて３年目の小学1年生の生徒さん。
どんな音楽も好きだけど、クラシックもすぐに気に入っちゃう曲がたくさん。

今はバッハのメヌエットがお気に入りで、
他の作曲家の「メヌエット」という名前の曲にも興味があります！
（この機会に、古典をどんどん学ばせよう！…と私は企んでいます。）

そして、発表会で聞いたブルグミュラーの曲にも興味が出てきた！
（この機会にブルグミュラーの本を渡して、一気に曲のレベルをあげよう！と私は企んでいます。）
これまでよりも、音符が増えた楽譜なのに喜んで譜読みしてきます！

クラシックに興味がある子は、
クラシックのステキな作品に小さい頃からどんどん触れさせて、
クラシックに自然に馴染めるように！と願って教材をいろいろ思案しながら渡しています。

12月から習い始めたばかりの3年生の生徒さん。
耳がとっても良くて、
テレビや学校で聞いた曲を自分で音を聞き取ってどんどん弾くのが大好き！
宿題チェック表の
「宿題の他にも自分で弾いてみた曲」（1曲につき5ポイントがもらえる！）の欄に、
毎週すごい数の曲名を書いてきて、それだけで何十ポイントももらっています！

とにかく弾くのが大好き！
でも、リズムなどはテキトー。もちろん音色とか関係な～い。
弾くのが大好きなことは最大の長所！
これからもどんどん弾いてきて、先生に聞かせて！

でも、宿題の曲では「リズムを正しく！」「自分の音をよく聞いて！」を、
口を酸っぱくしてお話ししています。
そう簡単に「めちゃくちゃでもいいから弾くのが好き！」の癖は直らないけど、
初めて出る秋のステップに向けて練習を始めた課題曲では…
「よその先生が点数をつけるからね！」というお話が効いているのか、
とっても丁寧に弾くようになりました！
「大きな古時計」のメロディーを、いかに美しく感動的に弾くか…？
こんなことをじっくり一緒に考えられるようになっています！

アニメもクラシックも、聞いたことがある曲は何でも好き！な彼。
今はまだ童謡中心の入門教材だけど、
クラシックをちゃんと学ぶ教材の方向に進められる時がくるかも！
と私は楽しみにしています！