スタッカートについて

スタッカートは皆さんご存じの通り、音楽用語では、レガートの対義語です。つまり「その音を切って演奏する」記号なのですが・・。

ただ切って演奏すると、単なるブツ切れ！！になってしまいます。

しかし、スタッカートは切って弾かなければなりません・・・。

そう、

切り方が大切なのです！

色々なスタッカートが存在します。

鋭く切るスタッカートは、近現代の曲に多く存在するように思います。

古典やロマン派では、鋭く切るというより、軽く跳ねたり、音楽的な流れを汲みながら切る場合が多いのではないでしょうか。

そういった場合、鋭く、グサッとさすような切り方では、先ほど言ったぶつ切り状態。

曲にそぐわなくなります。

ではどのように弾くのか・・・。

例えば、ひとつのメロディーがあったとして、それをただ切るのではなく

まずは、レガートで滑らかに美しく弾いてみて下さい。

そのメロディーの流れを耳や体に浸み込ませてから、

ようやくスタッカートで演奏してみましょう。

そうすることで、単なるブツ切れスタッカートから、

音楽的なスタッカートに早変わりします。

是非お試しください。

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☆プロフィール
ロベルトシューマン デュッセルドルフ音楽大学にて国家演奏家資格を取得。2012年カーネギーホールにて演奏会デビュー。イブラ国際音楽コンクールに最優秀賞、ラヴェル特別賞を受賞。アルバ音楽祭、エヴメリア音楽等、別府アルゲリッチ音楽祭に出演。 指揮者西本智実氏率いるイルミナートフィルのアーティスト。 ピティナ正会員、大阪音楽大学音楽院講師。

では頑張りましょう！！！