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テンポについて

10月25日(日)に高槻にあるサロンドショパンのアフタヌーンサロンコンサートに出演します。

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さて、ここでは、演奏する観点から、

そのテンポについて。

演奏曲目の一つ、ショパンのソナタ2番。

これは3楽章にあの有名な「葬送行進曲」がついています。

この曲のテンポ!

日本人の私たちには分かりづらいのですが、、、何を?!って言いますと・・

人が亡くなると、日本では火葬します

でも欧米では棺桶にそのまま入れてしまいます。

そして、お墓まで、棺桶を持って運ぶわけです

この棺桶を持って運ぶ速度が、この曲のテンポ。

私のイメージでは重いからゆっくりだと思っていたわけなのですが。

しかし、ヨーロッパ人の先生、ピアニストに言わせると、

重いものをゆっくりともって歩くと、逆に大変になる。

だから、非常にゆっくり重く弾いていた私のテンポは、適していないと・・

もう少し速くしてねって、学生時代に先生に言われた記憶は今だ鮮明です

クラシック音楽のテンポ、様式は、やはり欧米文化を知らなければならないのですね。

興味深いエピソードだと思います

そして、葬送行進曲は、弾けば弾くほど、人の死を感じるというよりも、

もっと幻想的な世界観を表したいなと思わせる曲なのです。

ショパンがソナタを書くときに、おそらく意識したであろう、古典派の作曲家のソナタ。

ベートーヴェンという大作曲が大仕事をした、このソナタ形式。

ショパンらしさが発揮できる形式だとは思はないですが

ショパンが必至にソナタと向き合っていて、

そしてこの2番のソナタの中に、新しいソナタの姿を垣間見た、

そんな気がします

この曲において好きな演奏は

やはりホロヴィッツ

狂気とパッション、そして彼のド迫力の演奏スタイル。

この曲は調性が良いんだな・・退廃的で、ちょっと危ない雰囲気を醸し出せる。

調性も大切な要素です。


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