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分離唱

今日は私が受けた音感教育の「分離唱」について述べたいと思います。

「分離唱」とは、私の恩師である故・S先生が創案した「音感訓練法 」です 。
私が大学生の時に、音楽誌「ムジカノーヴァ」で、<耳をひらくー分離唱のすすめ>というS先生の記事が連載されました。この記事を読んで私は衝撃を受け、S先生がすでに出版されていた「耳をひらく」と「耳をひらいて心まで」の2冊の本も購入して読みました。2冊の本を一気に読んでさらに衝撃を受け、S先生にお電話 をしてレッスンを懇願し、当時住んでいた関西から東京まで、自分に足りないものを学ぶべく、レッスン に通い始めました。

S先生の最初のレッスン では、誰もが「バイエル」を演奏するように言われます 。自分の発した音や、そのハーモニーを感じながら弾く練習のためです。
ピアノはたくさんの音を同時に出せる楽器で、ひとりでオーケストラのような事が出来ます。
ピアノは音を出すという点では、弦楽器や管楽器のように音程を自分で作る必要はなく、音が調律によって決められ、鍵盤に触れればたやすく音が発せられるためか、出した音をきちんと聴くという点では難しい方かもしれません 。今までに私の教室に来られた生徒さん達も、最初のレッスンでは「音を聴く」という作業ができない方が多いです 。

「分離唱」を勉強する前と後では、音の聴き方に私自身大きな変化が生じて、今では各声部をよく聴けるようになりました 。
この「分離唱」の技術は、特にバロック音楽を演奏する上においては最適だと痛感します。バロック音楽に限らず音全体が聴こえると、ピアノやチェンバロの演奏にプラスになります。
「分離唱」は音を聴く事の大切さと意義を実感させてくれます。


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